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【Growits】「自分で考える他人目線」と「他人の目線」とは200%違う|行政書士阿部総合事務所

June 24, 2016
約 4 分

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Growits(グロウイッツ)という名前の起業家サロンを開催しています。

こちらでも何度も書いているのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。そのGrowitsの第七回ワークショップを昨晩開催しました。

今後のGrowirsの在り方やメンバーのビジネスの方向性などを話していて思ったんですよね。

我々、よく、”他人目線で考えろ”とかって言われることないですか?

”客観視が大切だ”とか。

自分から離れたところから考えると新しい発見があるよ、ということなのですが、どうなんだろうと。

「自分で考えるところの他人目線」と「他人の目線」とは200%ぐらい違う、全くベツモノ

 

”他人の立場になって”とか、”他人目線”でとか言っても、そこにいるのは所詮自分一人なんですよね。脳みそが別人格で組み込まれているわけじゃあないので、いくら他人を装ってみても自分からはそれほど離れられない。

だって、考えているのは、同じ自分じゃない。いくら他人目線って言ったって。

全くの他人から目線とは、全然違う訳ですよ。

起業家勉強会などでとてもよく言われることだけど、

他人のことはよく分かるんだよねー

っていうのも実はコレが原因。

他人のビジネスアイデアで欠けている視点っていうのは気づくのだけど、自分のビジネスアイデアを自分が他人目線で考えても良く分からん、ってことになりがち。

結局のところ他人目線ってのは幻想で、でも必要とされる場合も多いのが現実。だからこそ、SWOTとかMECEとかいうフレームワークがあるわけでして。

もしも自分のビジネスアイデアの仮説検証をしたいのなら、フレームワークを自分でシコシコ夜中にやっているより仲間に聴いちゃったほうが早い。

なぜなら、フレームワークなんか使わなくても、「他人の目線」で仮説検証してくれるから。

仮説検証が早いということはそれだけサイクルを早く回すことが出来るのが最大のメリット。

もちろん他人に仮説検証をしてもらうには、データ分析してシコシコフレームワークも必要となることもある。それでも最初から最後まで自分一人でシコシコより絶対にいい。

昨日のGrowitsワークショップでは二時間の予定時間を一時間も超過してお互いのビジネスアイデアについて話し合いました。

内容については公開に馴染まないので明らかにすることは出来ませんが、

他人からみると、”なるほどそう思うのか?”ということが20回ぐらいありましたので、ものすごく有意義な時間になりました。自分で考える他人目線と、本当の他人の目線とは全く違う、違う、全然違う。

で、ここから超大切なのですが。

本来の意味の「他人の目線」で判断してもらうには、どうあったって他人と関わらなければならない。

 

”せっかくサラリーマンを辞めてフリーになったんだから自分の好きなようにやる!、もう組織なんて嫌だ”

という感じで息巻いている方が私たち士業やコンサルタントにとても多い。

しかし、組織だからこそ出来ること、組織じゃないと出来ないことってどうしてもあるわけでして。

なので、しっかりと「他人の目線」で見てくれるGrowitsという組織は大切だなあと思っているわけです。

ことさらGrowitsを大きくしたいとも思っていませんが、「他人の目線」の精度を高める意味でも、もう後数名程度、今のメンバーとは違う業種の方が加入してくれるといいなあと思っています。

ただし、こちらの記事でも書きましたように、明らかに信義則違反と思われる目的をもって加入される方には「他人の目線」を提供することが出来ないのはやむを得ないですね。

行政書士阿部総合事務所 Growits代表行政書士阿部隆昭