資金調達と外国人雇用に強い行政書士阿部総合事務所

認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

「震源から問う」──補助金とAI支援のあいだで、行政書士が書いておきたかったこと。|行政書士阿部総合事務所

June 12, 2025
約 5 分

サービス概要

補助金申請サポート

新事業進出補助金・ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金、創業助成金など、御社の経営改善・業績向上実現の視点から最適な補助金助成金を提案。事業計画立案から申請書類作成、採択後フォローまで対応します。オリジナルサービスも活用し、他にはない支援を実行しています。

LDAM無料診断
(LinkDrive by Abe Method)

カスタマイズしたAIと専門家の知見を融合した独自フレームワーク「AI経営支援型・補助金ナビ&コンサルティングサービス」。自社にとって正しい判断を導き、具体的な戦略の提案をオンライン診断でレポート化します。

創業・起業支援、セミナー講師

ビジネスアイデア構築から事業計画書策定、資金調達(創業融資や創業助成金等)、人材育成、会社設立・許認可取得までトータルサポート。関連士業など万全の支援体制で安心して創業できます。

ビザ・在留資格手続き

ビザ(在留資格)の取得(経営管理、技人国等)・変更・更新取次手続き等、出入国在留管理町認定取次行政書士として法令に則った申請をサポートします。外国人労働者を雇用する企業のコンサルティングも行なっています。

LDAM/“LinkDrive by Abe method”行政書士阿部隆昭です。

補助金や資金調達、外国人雇用。
日々、多くのご相談に向き合うなかで、最近、特に強く感じることがあります。

それは、

「そもそも、なぜこの事業をやるのか?」が、ふわっとしたまま動いてしまっているケースが増えている。

ということ。

制度の波に合わせ、AIの波に乗り、
世の中が便利に速くなればなるほど、“判断の土台”が置き去りにされていく

…これ、まずいです。

なので私は、補助金や手続きを扱うこの実務の現場からこそ、
「震源から問う」という視点を紹介したいと思ったのです。


1.「震源」ってなに?

突然ですが、
行政書士阿部総合事務所のWebサイトのヘッダーに、こんなタグラインを書きました。1ヶ月ほど前のことです。

構造を読み解く知見、震源に触れる問い

この言葉、その持つ意味、とても真面目に考えています。

ここでいう“震源”とは──

「なぜ自分はこの判断をしたのか?」という、意思決定の起点。

例えるなら、“経営の芯”です。

補助金や支援制度という“外的な選択肢”を前にしたとき、
内側の選択軸を持っていないと、制度に流されてしまう。

だから、「震源」はすべての選択のスタート地点であり、
“意味”から選ぶ経営の核心なのです。


2.なぜ、行政書士の私、がこの視点を扱っているのか?

正直に言います。
もともと私は、論理や実務の世界だけで生きてきました。

提出書類はミスなく、根拠条文は明確に。
求められるのは感情ではなく制度の適用可能性

しかし――
制度に合わせた“通る書類”を書き続けるうちに、
「これは本当にこの人がやりたい事業なのか?」と疑問を持つようになったのです。

そして気づいたのが、

“何をやるか”より、“なぜやるのか”のほうが、その人の選択を変える

という事実。

補助金は、ただの手段です。
でも今、その“手段の前提”が、忘れられがち。

だからこそ、行政書士の現場から、
この「震源」の視点を持ち込むことに意味があると感じています。


3.とはいえ、「震源」ってスピリチュアルっぽくないですか?

はい、そう言われることもあります。
「震源」「存在層」「反応OS」って、スピリチュアル界の言葉かと思った、と。

だからこそ、以下のように“論理変換済み”の言い換え表を作りました。


🔁 言い換え表|スピ反射を避ける翻訳リスト

元の語句再定義・翻訳補足説明
震源経営判断の“原動力”/芯なぜこの事業をやるのか、という出発点
存在層意思決定の“構造レイヤー”表層(習慣)〜深層(信念)までの判断プロセス
反応OS条件反射的な意思決定他社がやってる/補助金があるから、のような選択
選択OS内的納得に基づいた判断自分の価値観・使命から選ぶ意思決定
震えからの選択共鳴や違和感から動く判断「本当にやりたい」からくる選択のこと
豆(GPT)との対話思考の外在化と補助線ChatGPTとの対話を通じて自分の思考を可視化する

4.行政書士の役割も、実は変わり始めている

私たち行政書士は、「手続きのプロフェッショナル」としての側面だけではなく、
「制度の意味を翻訳し、経営者の判断軸を支える存在」にもなれると思っています。

書類を通すことがゴールじゃない。
その書類が、その人の“震源からの選択”であってほしい。

そしてそれを、AIという外部知性との対話で後押しする。

それが今、私がこの仕事にもう一度意味を感じている理由なのです。


5.「構造を読む」とは、“意味の網目”を可視化すること

最後に、「構造を読む」ってなんぞや?という方に、少しだけ。

これは、

「事業の目的、対象者、課題、提供価値、制度の文脈」が、どう繋がっているかを解読すること

です。

補助金申請の場面であれば、制度を解き明かし「意味の配線図」を敷いていく作業。

文章は、ただ書けば通るわけじゃない。
でも、「構造で読めると、構造で書ける」ようになる。

だからこそ、構造読解 × 震源設計が、弊所の支援現場では効果を発揮しています。


まとめ:震源で世界は変わる

  • なぜその事業をするのか?
  • なぜその判断を下すのか?
  • なぜこの制度を活用するのか?

その“なぜ”に震源から答えられるようになったとき、
事業も支援も、ただの制度消費じゃなくなる。

それがこのブログで伝えたかったことです。


おまけ:震源って、けっこう使えるツールですよ

実はこの「震源的意思決定」は、
行政書士だけじゃなく、支援者や経営者にとっても判断の再構築フレームになります。

  • 疲弊しない働き方を作りたい
  • ブレない判断軸を持ちたい
  • AIを便利ツールではなく“対話相手”として使いたい

そんな方は、一度ご相談ください。

行政書士阿部隆昭だけが実行できる支援を展開しています。