「再びプロテインを飲み始めた日──変わるための行動、育てるための選択」
1. それは、ただの“再開”ではなかった
2年ぶりに、棚の奥に眠っていたプロテインを手に取った。
封を開けて、シェイカーに水を入れて、溶かして飲んだ。
──たったそれだけのこと。
でも、自分でもはっきりわかった。
「ああ、これはただのルーティンの再開じゃない」
そう思えたのは、身体の感覚よりも、心の奥が微かに震えたからだった。
2. 2020年、変わるためのワークアウト
4〜5年前、最初にワークアウトを始めた頃。
それは、自分を“変えるため”の行動だった。
- 体重を落としたい
- 見た目を整えたい
- もっと自信を持ちたい
プロテインは、その変化のスピードを高める「手段」だった。
あくまで目的は、「今の自分ではない“誰か”になること」だった。
3. そして、静かなブランク
目標体重に達したあと、運動も減っていった。
最後に買ったプロテインは、2年間そのままだった。
ワークアウトを“しなくなった”というより、
“意味がつながらなくなった”という方が近い。
4. 今、なぜまた飲み始めたのか?
ふとしたきっかけで、また身体を動かすようになり、
久々に、棚の奥のプロテインを手に取った。
でも今回は、目的がまったく違っていた。
- 誰かのために良く見せたいわけじゃない
- 変わるためでも、逃げるためでもない
「この身体に、もう一度きちんと住まわせたい」
そんな静かな動機だった。
5. それは、“パラダイムシフト”の証だった

行動は同じでも、動機がまったく違う。
これこそが「パラダイムシフト」。
昔は、“変わりたい”だった。
今は、“整えたい”“育てたい”になっていた。
そして何より、今の私は、
「この身体に自分を住まわせたい」と思っている。
そこには、否定や焦りではなく、愛がある。
6. 「プロテイン=震源に触れるスイッチ」
以前は、プロテイン=筋肉量を増やす“ツール”だった。
けれど今は、プロテイン=“再び整え直す意志”の象徴になっている。
手に取るだけで、「今、自分を大事にしようとしている」と気づく。
それは、方法論ではなく、
「自分の震源と再接続するスイッチ」に変わっていた。
7. 経営も、同じことが起きている
これは、身体だけの話ではありません。
組織においてもまったく同じ構造が見られます。
事業や経営における意思決定の背後にも、2種類の動機があります。
- 恐れからの選択(不安の回避)
- 愛からの選択(価値の創造)
● 恐れからの経営とは?
- 資金繰りが不安だから、とにかく補助金を使いたい
- 他社が新規事業を始めているから、うちもやらないと出遅れる
- 今の制度に申請できるなら、内容よりまず提出しておきたい
このような意思決定は、実際の経営現場でも頻繁に見られます。
けれど、それらは戦略とは呼べず、どこか“借り物の思考”です。
焦りと恐れが震源になっている選択は、
一見、機敏で“やっている感”はあるものの、
- 社内が疲弊する
- 方向性がぶれる
- 結果が短命で終わる
という特徴を持っています。
● 愛からの経営とは?
- うちの強みをどう活かして、誰にどんな価値を届けたいか?
- 地域や取引先と、どんな未来を一緒に創っていきたいか?
- 今の事業を通じて、自分たち自身がどう成長していきたいか?
このように、自分たちの内側から湧き上がる意志や構想が震源となっている経営は、
- ぶれずに育っていく
- 協力者が現れる
- 制度はあくまで“道具”として使われる
といった持続性と拡張性を備えています。
LDAM(LinkDrive by Abe Method)で重視しているのは、まさにこの「震源に触れる問い」です。
事業は、“何をするか”より、“なぜそれをするか”が支えになります。
だからこそ、補助金を使うにしても、「補助金があるからやる」ではなく、
「この意志と構想を育てるために制度を使う」という順序が重要なのです。
この順番を間違えない経営は、強く、しなやかで、継続します。
8. 行動より、動機が先にある
- 「何をやるか」より、「なぜやるか」
- 「どのプロテインか」より、「どんな気持ちで手に取ったか」
その違いは、目に見えないけれど、継続性と質に決定的な差を生む。
震源に触れている選択は、静かだけれど続く。
それは、誰かのノウハウではなく、自分との関係性から生まれる力だから。
9. まとめ──今のあなたのプロテインは、何ですか?
もしかしたら、あなたにも
「昔の自分が手に入れたけど、使わなくなったもの」があるかもしれません。
- しまい込んだ資格のテキスト
- 書きかけの企画書
- もう一度開きたいノート
それを再び手に取ったとき、
そこに違う“意味”が宿っていたら──
それこそが、あなた自身のパラダイムシフトの兆しかもしれません。
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