行政書士阿部総合事務所

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電子申請システムの存在意義とは?「時間がない」は、本当か? ― 選択と逃避の境界線|行政書士阿部総合事務所

September 30, 2025
約 5 分
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「すみません、仕事が忙しくて申請の準備ができませんでした。助成金は諦めます。」

そんなメッセージを受け取ったとき、 その言葉の端に触れた瞬間、心のどこかで違和感のスイッチが入ったのです。

言葉は丁寧。でもそこにあるのは、明らかに「選択の不在」。


「時間がない」という常套句

私たちは、つい、カジュアルに「時間ない」を使ってしまいますよね。補助金申請サポート業務に取り組んでいる中でも、登場回数が多い言い訳もこれ。

「時間がなくてできませんでした。」

一見もっともらしい。でも冷静に考えてみましょう。

電子申請システムは24時間稼働している。昼でなくても、夜中でも、休日でも作業は可能です。

実際に、日中は本業で忙しい経営者が、夜中に作業して申請を完了させた事例はいくらでもある。

つまり「時間がない」は事実ではなく、単なる言い訳。

正確には「時間をかける選択をしなかった」だけなんです。


やらないこと自体は「悪」じゃない

誤解して欲しくないのは、私は「やらなければならない」と言っているわけではありません。

やらないのも立派な選択です。

  • 他に優先すべき仕事がある
  • 体調がすぐれない
  • 申請にかける工数と得られる効果を天秤にかけて割に合わない

どんな理由であれ、やらないと決めるのは自由。

ただし、そのときに大事なのは 「自分でそう選んだ」と胸を張れるかどうか です。


「逃げ」か「選択」かを分ける線

今回、とあるクライアント様とのやり取りで私が強く感じたのは、ここです。

  • 「時間がなくてできませんでした」
  • 「だからやめます」

これは一見、本人の決断に聞こえる。

でも実際は「外部環境のせいにして自分の責任を回避しただけ」

これを「選択」とは呼べません。

呼べるのは「逃避」。

「選択」は、自分で選んだと自覚する勇気がある。

「逃避」は、他者や環境のせいにして、自分が主体である事実から目をそらす。

この違いは、人生のあらゆる場面で、効いてくると私は考えています。


電子申請が示すもの

そもそも補助金の電子申請が24時間可能なのはなぜでしょう?

ある一面をとりあげれば、それは「忙しい人でも自分のタイミングで取り組めるように」という制度設計の努力です。

制度を作る側だって「現場は忙しい」ことを理解している。

だからこそ、「環境がない」という言い訳を潰すためにシステムは整えられている。

つまり「時間がない」は、制度の仕組みを理解していないか、理解していても使わないか。

どちらにしても、逃避の構造は変わらない。


自分で選んだと、言えますか?

やらないのは自由。誰も強制しません。

でも、やらないときにこう言えるでしょうか?

「私はやらないと選びました」

もしそれが言えないなら、きっと本当はやりたかった。

でも恐れや不安や怠惰に押されて、やれなかっただけ。

「やらなかった」と「やれなかった」は似て非なる言葉。

前者は選択、後者は逃避です。


事業における「揺れ」の正体

私はこれを「揺れ」と呼んでいます。

揺れは「恐れ」から生まれる。

  • 間違えたらどうしよう
  • こんなに忙しいのにこれ以上無理だ
  • 自分にはできないんじゃないか

でも揺れること自体は悪くない。

揺れは「選択に戻る力」を鍛えるチャンスだからです。

一番危険なのは、揺れをそのまま言い訳にしてしまうこと。

「時間がないからできない」と言った瞬間、自分の人生の舵を他人や環境に渡してしまうことになる。


経営者に問いたいこと

補助金の申請に限らず、経営は常に選択の連続です。

  • 価格を上げるか下げるか
  • 人を採用するかしないか
  • 投資をするかしないか

やらない選択も、もちろんアリ。

でもそのときに「自分でそう選んだ」と言えるかどうか。

それが、経営者としての覚悟であり責任なんです。


結論 ― 言葉にできるかどうか

今回の出来事から私が学んだことはシンプルです。

「やらない」も選択。

でもそれを「やれなかった」と言い換えた瞬間、それは逃避になる。

私は経営者の皆さんに問いたい。

あなたが「やらない」と決めたとき、それを「自分の選択」として言葉にできますか?

時間がないのではない。

「時間をかけない」と選んでいるだけなんです。

行政書士阿部隆昭

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