「戦う前に負けている」——積み重ねだけが、本当の自信をつくる
「なぜ負けたのか」を考えるとき、たいていの答えは「実力不足」という一言に収まります。
でも大事なのは、それが戦ってみて初めてわかることだということです。
21対0。完敗の記憶
高専の卓球部に入って、初めての対外試合がありました。
当時の私の武器は、下回転のサーブひとつと、かろうじて打てるフォアハンドドライブのみ。バックハンドドライブは打てないので、バック側に振られても強引にフォアで返すしかない——どう考えても無理のある戦いです。
相手は部のナンバー2。主将でも勝てるかどうかという実力者。
結果は21対0。完敗でした。
本当の敗北は、スコアではなく「頭の中」で起きていた
試合を振り返ってみると、こんな言い訳が頭の中にあふれていました。
- 相手は向こうのエース級
- 自分は卓球を始めて三ヶ月
- サーブ一種類で挑むなんて普通じゃない
- ギャラリーが多くて恥ずかしい
- こんな試合、やるんじゃなかった
スコアで100回負けて、気持ちでも100回負けていた——これが正直なところです。
まだ起きてもいない現実への不安。積み重ねていない自信。この2つが揃ったとき、人は試合が始まる前から負けています。
では、どうすればいいのか
答えのひとつははっきりしています。
「自信は、積み重ねることでしか生まれない」
知識を武器にするなら、どこを突かれても返せるほどの知識を身につけること。技術で勝負するなら、毎日少しずつ練習を続けること。
小学校の夏休みの絵日記を思い出してください。8月31日にまとめて書いても、先生は天気を知りたかったわけでも、絵の才能を見たかったわけでもない。「毎日コツコツ続けること」そのものを練習させたかったのです。
大人になっても変わらない、一番大切なこと
結局、子どもの頃に言われた「毎日の積み重ね」——これは大人になってからも、変わらず一番大切なことです。
戦う前から負けないためには、戦う前から準備を積み重ねておくこと。それだけです。
行政書士阿部隆昭 創業支援・資金調達に強い、東京都北区赤羽の行政書士。 事業計画書作成・創業融資・補助金申請・契約書・ビザ申請など、中小企業の事業運営を20年の経験でサポートします。


