行政書士阿部総合事務所

認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

斉藤りえ候補者の目指す「心のバリアフリー」を考えてみた。|行政書士阿部総合事務所

April 22, 2015
約 7 分
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2015年4月26日投票が行われる東京都北区区議会議員選挙。

都議会議員のおときた駿議員が応援されているということもあって注目しているのが斉藤りえ候補者です。

筆談ホステスといったほうが分かりやすいのでしょうか。

 

 

斉藤りえ候補者の公式サイトを見てみるとこのような言葉が目に入ります。

 

心のバリアフリーを実現したい

 

 

<br />
元筆談ホステス・斉藤りえが政界に挑戦!<br />
2020年東京パラリンピックまでに心のバリアフリーを実現したい! | GREEN FUNDING Lab</p>
<p> 元筆談ホステス・斉藤りえが政界に挑戦! 2020年東京パラリンピックまでに心のバリアフリーを実現したい! | GREEN FUNDING Lab

 

ご自身が聴覚障害者であることから何となく言わんとしていることは分かるのです。

ですが、なんだか抽象的。

心のバリアフリーってなんだろうってずっと思っていました。

 

 

その斉藤りえ候補者が、クラウドファンディングを行っていることを先ほど知りました。

<br />
元筆談ホステス・斉藤りえが政界に挑戦!<br />
2020年東京パラリンピックまでに心のバリアフリーを実現したい! | GREEN FUNDING Lab</p>
<p> 元筆談ホステス・斉藤りえが政界に挑戦! 2020年東京パラリンピックまでに心のバリアフリーを実現したい! | GREEN FUNDING Lab

 

クラウドファンディングの性質上、期間が過ぎたら閲覧出来なくなってしまうのかもしれません。

そこに書かれている、『私が「筆談ホステス」になった理由』

もしかしたら著作にもこのあたりは触れられているのかもしれませんが、本当に心動かれます。

なぜか?

 

 

斉藤りえさん個人のこれまでの道のりが正直に書かれているから。

 

1歳のときに、髄膜炎という病気を患い、その後遺症で完全に聴覚を失ってしまいました。
だから、ほぼ生まれつき、音の無い世界で生きてきたことになりますね。

 

Wikipediaの私の欄に「「青森一の不良娘」と呼ばれるほどの問題児となる」という記載がありますが、恥ずかしながら事実でございます。この頃のことは、いわゆる黒歴史といいますか、非常にお恥ずかしいお話ばかりなので割愛させていただきます。どうしても気になる方は、拙著をご覧いただければ幸いです。

 

私が万引きをしたお店のオーナーが、私をアルバイトで雇ってくれると申し出てくださったのです。当時は、「どうして万引きした私を」という思いがありましたが、あとあと話を聞いてみると、耳が聴こえない私に働く喜びを知ってもらいたかったんだとわかり、涙が止まりませんでした。

 

あるとき、タクシーに乗っているとこんなことがありました。普通なら10分程度しかからない道のりなのに、気が付くと30分以上も時間が経っていました。どうしてこんなに時間がかかったのかを聞くと彼は、「着いたから声をかけたのに反応がなかったから、あたりをグルグル回っていた」と言いました。私は、タクシーの運転手に行き先をメモで手渡し、言葉で告げていました。その意味は少し考えればわかることだと思います。

 

健常者がちょっとした想像力を欠くだけで、私たち障がい者は、すぐに恐るべき窮地に陥ります。

駅のホームの点字ブロック上に、誰かが捨てた空き缶が転がっていて、そこに視力障がい者の方がやってきたら・・・。そんな身の毛もよだつシチュエーションに簡単に陥ってしまうのです。

これは、ちょっとした気遣いですべて解消できることです。

それこそが、私の目指す「心のバリアフリー」なのです。

 

 

健常者と障がい者との段差。

有体物としての道路の段差といったものではなく、心が生み出す段差。

これを解消することが斉藤りえ候補者の目指すところの「心のバリアフリー」です。

そう理解しました。

 

 

つまり、「心のバリアフリー」さえあれば、大規模なインフラ投資をしなくても、たいていのことは解決できてしまうんです。

もちろん、点字ブロックや字幕による情報保障などの物理的なバリアフリーも重要です。しかし、それらは実現までに時間がかかります。でも、精神的なバリアフリーは、いますぐこの瞬間から実現することができます。

 

斉藤りえさんのおっしゃる「ちょっとした気遣い」は、「想像力」と置き換えてもいいのかもしれません。

 

点字ブロックの上にモノがあれば、ブロックの誘導を頼みの綱にしている人からすれば、それは困るだろうという「想像力」

思ったような返答がないのであれば、体調が悪いのかな?耳が不自由なのかもしれない、といった「想像力」

 

そういったものさえあれば。

想像力をちょっとした行動にさえしてくれれば。

たったそれだけのことがあれば、「たいていのことは解決できてしまう」

 

ちょっとした気遣いが、当たり前の世の中になる。

そんな社会を目指して斉藤りえさんは、斉藤りえ候補者となったのだと分かりました。

 

 

 

でも、たとえ、それが現実のものとなったとして。

それで社会がどうなるのだろう。

心のバリアフリーが実現できた。

ちょっとした気遣いが当たり前の世の中になった。

だから、なに?

そもそも、なんでそんなことをしなきゃならない?

 

例えば、そんな疑問を持つ人がいるとして。

 

障害者数は、身体障害者366.3万人(人口千人当たり29人)、知的障害者54.7万人(同4人)、精神障害者320.1万人(同25人)であり、およそ国民の6%が何らかの障害を有していることになる。

※出典 内閣府平成25年白書

 

狭い社会を考えてみるとより分かりやすい。

割合は異なるけども言わんとすることは同じ。

小学校の教室に何らかの障がいがある人が、一人いたとして。

教室にいても、なんだかいつも楽しそうじゃない。

やりたい事ができず、伝えたいことも伝わらない。

ほんの少しのサポートさえあれば。

 

もしも、周りの「ちょっとした気遣い」でその子が楽しくなるんだったら。

それは、もう、そうするしかない。

というか、したくなるでしょ。

しようと思えば、「いますぐこの瞬間から実現することができ」るのだから。

 

みんなで暮らす社会なんだから、みんなが楽しいほうがいいに決まっている。

教室っていう小さい社会だったらそれが鮮明になるのですが、オトナたちの暮らす社会は大きすぎてどうしても薄まってしまう。

 

だから。

 

政治家になって広く社会にアピールする。

心のバリアフリーの実現

正しいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行政書士阿部隆昭

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
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