資金調達と外国人雇用に強い行政書士阿部総合事務所

認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

「CFP持っているから家計診断しますよ」←いやいやそういうことじゃないから|行政書士阿部総合事務所

December 19, 2014
約 5 分

サービス概要

補助金申請サポート

新事業進出補助金・ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金、創業助成金など、御社の経営改善・業績向上実現の視点から最適な補助金助成金を提案。事業計画立案から申請書類作成、採択後フォローまで対応します。オリジナルサービスも活用し、他にはない支援を実行しています。

LDAM無料診断
(LinkDrive by Abe Method)

カスタマイズしたAIと専門家の知見を融合した独自フレームワーク「AI経営支援型・補助金ナビ&コンサルティングサービス」。自社にとって正しい判断を導き、具体的な戦略の提案をオンライン診断でレポート化します。

創業・起業支援、セミナー講師

ビジネスアイデア構築から事業計画書策定、資金調達(創業融資や創業助成金等)、人材育成、会社設立・許認可取得までトータルサポート。関連士業など万全の支援体制で安心して創業できます。

ビザ・在留資格手続き

ビザ(在留資格)の取得(経営管理、技人国等)・変更・更新取次手続き等、出入国在留管理町認定取次行政書士として法令に則った申請をサポートします。外国人労働者を雇用する企業のコンサルティングも行なっています。

FPの世界はとっても分かりにくい。

国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士」

日本FP協会の認定資格である「AFP」と「CFP」

 

日本FP協会はAFPやCFPの知名度アップに必死ですが、一般の方にどれだけ周知されているかというと疑問すぎる。

CFP®とは?|CFP®をめざす|FP資格を取るには|日本FP協会CFP®とは?|CFP®をめざす|FP資格を取るには|日本FP協会

 

ファイナンシャルプランナーという名称が一般的だと思うんですが、ファイナンシャルプランナーの中には国家資格である技能士だけの人やAFPを持っている人。

FP資格の「最高峰」であるCFPを持っている人などが混合しているので分かりにくい。

 

 

先日、CFPを持っている人と話す機会がありました。

生命保険の勧誘トークの一環として、「CFP持っているんで家計診断もしますよ」と言うのですが。

 

家計というシークレットな部分を明らかにするには、その人との間にそれなりの信頼関係なりが必要なわけですよ。

資格があるからとか、日本FP協会の上位資格だからお任せするとか。

そういった性質のハナシではないんですよね。

そのあたりが分かっていないと、いつまでたっても保険の契約なんて取れないだろうなと思いました。

 

『使えない資格』あるいは『食えない資格』として有名なFPですが、私はそれなりに有用だと思っています。

ただ、FP資格を活かしきるのは難しい。

 

FP取りました、はいお仕事あります!、っては絶対にならない。

 

私は、2級のファイナンシャル・プランニング技能士とAFPと取ったところまでで資格としてのFPを取り続けることを止めました。

AFPのあとは、CFP

二級のあとは、一級

とも思っていたのですが、断念した理由は仕事にならないからというのではありません。

その必要がないからというのが理由です。

 

FPには専業といったものがありません。

「士業」と呼ばれている職は、それぞれの法律によって専権が認められています。

弁護士には弁護士法、司法書士には司法書士法、行政書士には行政書士法といったように。

FPには根拠法令がありません。

ここから先は難しいハナシになるので割愛しますが、上位のFP資格を取ったからといっても、できる仕事には基本的に影響がない。

といいますか、FP資格がなくても、FP業務はもちろんできます。

FP業務をするには、FP資格がなければならないとどこにも書いてないからです。

 

ということは、資格によって裏付けられる信頼性といったものとは無縁。

もちろん、CFPにはそれなりの能力担保があって、深い知識がある、なんて説明がなされることがあります。

といっても、国民のほとんどがFP資格の違いなんて知りませんし、知る必要もないのです。

 

資格取得のための学習で得られる知識はもちろん必要。

でも、FP資格がなければできない仕事が存在しない以上、プラスαとして多くの上積みが必要になってくると思います。

独立系のFPとして活躍している方のほとんどは、FP資格がなくてもお客さんを取れる人じゃないかな。