1.連絡先や知らせておきたいこと、大事な書類の場所など、本人にしか分からないことを書いておけば、いざという時に家族の負担が軽くなる。
2.どんな友達がいたか、どんなイベントや出来事があったか、どんな所に住んできたか、どんな家族がいるかなど自分の人生を振り返るのに非常に便利。
3.面と向かっては照れくさくて言えなかったようなメッセージをエンディングノートに残しておくことで死後、家族の悲しみを癒す効果がある。
要するに、1は家族のため、2は自分のため、3はラストメッセージのため。
未来に残すエンディングノート編集委員会の方のインタビューも載っています。
「後世に残したいレシピ」などというのは女性らしい視点といえるかもしれません。
確かに、母親がよく作ってくれたあの料理をまた食べてみたいと思っても、味の記憶だけでは再現出来ないですものね。
レシピを書いておくっていいかもです。
エンディングノートは、誕生日や正月などの節目に毎年更新するという人も多いとのこと。小さな子供がいる人は、しつけ方やアレルギーや持病の事などを書いておけば万が一のときも安心だ。また、結婚前に彼と将来を考えるツールになるという使い方もあるため、若い世代にも有意義に使えるそうだ。
私だったら、毎年更新はお勧めしません。
もちろん、更新はするのですが、年単位といったことではなく、好きな時に更新したり、変化があったときに更新したほうがいい。
一つのエンディングノートをずっと使い続ける。
何冊も作るのではなく、一つのノートに全て書いてしまうのです。
といっても、予め書く項目が決められてしまっている市販のエンディングノートではそれはムリなハナシですね。
エンディングノートは、周りの人とコミュニケーションを取りながら、自分というものを振り返ることができる。子供と一緒に書き込んだり、写真やシールでカラフルに思い出に浸したり、自分というものを表現するノート、作ってみてはいかがだろうか。
本当にそのとおりですね。
まさに自分を表現するノート。
「今まで自分とこれからの自分を確認するノート」という位置づけで週末相続ノートを作っています。
大切なのは、自分史的に書く部分と、自分に万が一のことがあったときの対策について書く部分。
このバランスだと思います。
自分史にフォーカスするのだったら、「日記でもいいんじゃない?」っていうことになりがちです。
市販のエンディングノートを見てみると、自分史を書くページが大量にとってあるものもあります。
つまり、空白ページ。
エンディングノートとしての役割を持たせるのだったら、財産関係ページはやはり充実させて将来に不安を残さないものにしておきたい。
バランスが大切です。
もしも、書店でエンディングノートを探そうと思ったら、パラパラと中身をめくってみてください。
財産関係の記述が薄いようだったら、そのエンディングノートは避けたほうがいいかもしれません。
なぜなら、財産関係以外の分野は、割りとふわふわとしたイメージなのでエンディングノートを出版する側にとってみたら作りやすいのです。
自分が所有している土地や建物について書く欄があるとしまししょう。
私だったら「何を書けばいいか」、「どうやって調べたらいいか」などは分かりますが、一般の方にとってみたらどうでしょう。
自分で調べることが出来るほどの解説ページがあるでしょうか?
”自分が大切にしているもの”や、”自分史”などのページももちろん大切。
しかし、エンディングノートとして作る以上は、しっかりと書かかなければいけない部分は抑えておく必要があります。
『週末相続ノート』はエンディングノートとしての役割を持たせながら、市販のエンディングノートにはない自由度を持たせています。
書き進めていくうちに、今までの自分とこれからの自分を確認することが出来る自分だけのノート。
書いてみようという方がいらっしゃったら、ぜひトップページの【お問い合わせ】からご連絡ください!