お孫さんのために何かを残してあげようと思っている方は多いでしょう。
そんな時に考えて欲しいのが孫の成長よりも、自分の健康。
「何かを残す」という場合には、具体的にはあなたから孫へと財産が移動するということです。
財産の種類は人それぞれですよね。
現金だったり、時計だったり、土地建物といった方もいるでしょう。
また、特別な資産というわけではないけれど、”誰かに受け取って欲しい”とか、”今まで大切に使ってきたものだから大事にしてほしい”といった思いは多くの方にありますよね。
財産が移動するということは、難しくいうと、「財産に関する権利」が移動するのです。
財産の権利を移動させるには、その人の意思能力が有るのか、失われつつあるのか、という見極めが大切になってきます。
残念がら自然の摂理として、人は、ある程度の高齢になってくると認知症の症状になる確率が急上昇します。
また最近では65歳未満で発症する若年性アルツハイマー病の存在も注目されはじめました。
孫の成長を待っていては手遅れになってしまう可能性があります。
何よりも、自分の健康に注意をしてください。
「健康」といっても、この場合に大切なのはメンタルの健康。
認知症になったり、交通事故などで脳に損傷を受けてしまったことによって人の判断能力は失われます。
そうなってしまってからでは、思うようなに財産を譲り渡したりすることが出来なくなってしまうのです。
孫の成長を待っている時間はないと思っていただいたほうがリスクは少ないでしょう。
メンタルの健康が保たれている状態の今こそ、あなたの財産をどうするかについて検討しておくべきなのです。
といっても、いたづらに不安をあおっているわけではありません。
すぐに遺言書を作りましょう!なんてことは申しません。
まずは「渡したい財産」と「渡したい人」を決めることから始めると良いでしょう。
といっても、自分の財産と呼べるものが何かとか、渡したい人の正確な住所氏名が分からないといった方も多いと思います。
そのような時には、ぜひ今から「今までの自分とこれからの自分」を整理する作業を行うことをお薦めします。
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それでは!