総務省が公開している平成25年版情報通信白書にインターネットの利用状況が報告されています。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h25/html/nc243120.html
※出典 総務省
65歳以上のインターネット利用はおおむね増加傾向にあるが、世代や年収間の格差はいまだに存在
平成24年末における個人の世代別インターネット利用率は、13歳~49歳までは9割を超えているのに対し、60歳以上は大きく下落している
世代間格差があるのは仕方がないとしても、60代前半も後半の方も6割から7割の利用率があるとは意外な感じがしました。
というのも、最近関わった高齢者の方のほとんどがメールはやっているけどインターネットはしていないという方ばかり。
パソコンはあるけれど、インターネットにはつないでおらず、もっぱら文書作成のためだけに使っている方も身近に多いです。
国民生活センターによる下記のような注意喚起も本当に届いて欲しい年齢層には届いていないのかもしれません。
粗品をきっかけに通っていたら、2カ月間で500万円の契約(見守り情報)_国民生活センター
この被害に遭われたのは80代の女性です。
先ほどのグラフをみると、80代の方の10人に1人、2人しかインターネットの情報に触れていません。
高齢者被害を防ぐには、インターネットの利用率の高い世代が、インターネット利用率が低く最新情報に接する機会が少ないであろう方々に教えてあげるといったことも必要になりそうです。