「有訴者率」という言葉を聴いたことがある人は稀かもしれません。
有訴者率とは、文字どおり、有ること訴える者の率、ということになります。
病気やけが等で自覚症状のある者(有訴者)の人口千人当たりの割合
「身体のトラブルがある」と言っている人がどれぐらいいるのかを厚生労働省が調査をしています。
※出典 平成22年国民生活基礎調査
こうしてみると、結構、男女差があります。
全体として、トラブルを訴えるのは男性よりも女性のほうが多い。
棒グラフは全体的に女性のほうが高く伸びていますよね。
個別にみても、男女差が分かりますよね。
男性の第一位は腰痛。
男女差ということでみると、もっとも差が激しいのは「肩こり」
数値でいと倍以上も女性のほうが、肩が凝る結果に。
関節痛も女性のほうが多いですね。
そして、有訴者率は、年齢によって上昇し、75歳ぐらいになるとほぼ半数ぐらいが何らかの症状を訴え始めます。
イメージ的には、75歳以上になっても腰が痛いとか肩こりが激しいといったトラブルがない人が実際にいるのはすごいなあと思いました。
男性なら腰痛、肩こり
女性なら肩こり、関節の痛み
などを、有訴者率が高いトラブルを予防するようなケアを心がけるといいでしょうね。