エルダリープレスシニアライフ版2016年6月号に面白い特集が掲載されていました。
加齢により心身の活力が低下することをフレイルティ
、筋肉量が減ってしまうことをサルコペニアと呼ぶことは、懇意にしている地域包括支援センターの方から聞いたことがあります。
年齢を重ねるに従って、筋力や認知機能などが衰え、生活の質が低下してしまうのはある程度仕方のないことと諦めていたのですが。
あなたのフレイルティの可能性は?
以下のうち3項目以上当てはまればフレイルティの可能性があるそうですよ。
1、半年間で体重が2、3キロ減った。
2、訳もなく疲れる。
3、運動や体操などをあまりしない。
4、信号が青の間に道路を渡りきれないことがある。
5、ペットボトルのキャップが開けにくい。
60歳を過ぎると、年間5%の筋肉量が減る!
記事によりますと、個人差はあるようですが、筋肉量は40歳を過ぎると徐々に筋肉量が減り、60歳を過ぎると年間で5%もの筋肉量が減ってしまうことがあるとのこと。
年間5%とすると、単純計算で60歳から70歳までの10年間で筋肉量が半分になってしまいます。
フレイルティは日本にどれくらいいる?
厚生労働省の調査では、フレイルティの高齢者は全体の1〜2割
年々増加傾向にあるそうです。
フレイルティを予防するには?
フレイルティの要因の一つが低栄養。
記事中のインタビュー記事では。
高齢者の低栄養は一般的なイメージよりは多く、自宅に住んでいる高齢者の2〜10%、介護施設入居者の40〜85%、自宅などで療養中の高齢者の20〜60%が低栄養です。
低栄養の場合、医療機関への受診が通常より2倍高く、3倍入院しやすいというデータがあります。
中高年層ではメタボが心配ですが、高齢者になると低栄養に気をつけないと病気へのリスクが高まります。
フレイルティを予防するためにはカロリーをしっかり摂取
一日3食、規則正しい食習慣が基本だそうです。
そのうえで、
最近の研究では、肉や卵などに含まれる動物性タンパク質を多く摂っている高齢者のほうが、植物性タンパク質を多く摂っている高齢者より老化の速度が遅く、病気になりにくいことがわかってきました。
私もそうですが、中高年層になると、ついカロリーを敵視しがちですが、上手にカロリー摂取を心がけることで「健康寿命」を長くすることができるのですね。
仕事柄、毎日規則正しい時間に食事をとることは難しいのですが、カロリー摂取にも気を配らないといけませんね。
この記事を読んでくださっている方の親御さんはどうでしょうか?
肉メン、肉食女子になっていますか?
次回、ご実家に遊びに行ったときに話題にしてみてもいいですね。
「肉メン、肉食女子って知ってる?!」
といった感じで。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭