外国人実習生、介護現場にも 11月から職種拡大 指導に戸惑う施設も
業界で話題になっている介護人材としての外国人技能実習制度。
来年三月に向けて着々と準備は進んでいるようです。
11月1日から外国人技能実習制度の対象職種に「介護」が加わるのを前に、これまで外国人を雇ってこなかった九州の介護現場で歓迎ムードが広がっている。制度の趣旨は「国際貢献」だが、2025年には全国で38万人の人材不足に陥るとされるだけに関心は高く、宿舎を新築して待ち構える動きも。一方で、文化や価値観の違いを踏まえた十分な指導ができるかどうか、戸惑う声も漏れる。
2025年には全国で38万人の人材不足を補うものではなく、外国人技能実習制度のそもそもの趣旨は、「技能移転」。
つまり、日本で技能を身につけ、外国人の本国での産業振興に活かすのが目的です。
日本で学んだ技能は、日本で活かすのではなく、本国で活かすのが大前提。
外国人介護人材として来日しても、原則的にはいずれ本国に帰国し、身につけた技能で活躍する人たち。
介護関連の人材不足を抜本的に改善するための制度ではありませんが、国際貢献の意味合いもあるので当面は外国人介護人材の登用は盛んになるのでしょうね。
技能実習生の受け入れについては問い合わせを受けることも多いので、推移を注目しています。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭