東京都北区の区議会議員斉藤りえ議員の話題が各メディアで大きく採り上げられていましたね。
東京都北区議会:「筆談ホステス」斉藤区議にIT装置導入
この装置は発言者の音声を自動で文字に変換し、無線通信で区議会が貸与する専用タブレットに表示する。聴覚障害のある議員が発言する際には、本人が議場などに持参したパソコンで文字を入力し、音声変換ソフトで声に変えてスピーカーで流す。これにより聴覚障害のある議員の活動だけでなく、市民の傍聴も可能になる。
斉藤りえ議員の目指す「心のバリアフリー」が具体的に目に見えるカタチで進んでいるようで嬉しい限りです。
発話者の音声を自動で文字に変換するということは、話し言葉がそのまま文字情報になるというシステムがあるんですね。
今まで知りませんでした。
導入されたという自動で変換するタブレット。
調べてみました。
営業担当者がサービスセンターに電話をかけて報告内容を音声で話すと、音声データが自動でテキスト化される。会社に戻った営業担当者は、クラウド上からテキスト化されたデータをダウンロードして報告書を作成できる。音声データも保存されるので、誤変換があった場合には元データをチェックすることも可能。端末内にデータが残らないため、安心して利用できるという。
障害者向けの端末というわけでもなく、企業の業務効率化のためのツールとして期待されているもののようですね。
声が自動でテキスト化されると確かに便利。
会社に戻って業務日報を付ける、といった作業からも解放されそうです。
しかし、改めてタブレット端末を用意するのではなく、スマートフォンのアプリにあればもっと利用されるのに。
と思ったら、すでに開発されている!
聴覚障がい者にとって、健聴者とのコミュニケーションの手段は主に手話や筆談です。しかし、実際 手話を使える人は少なく、手話を使えない相手とは手話通訳者を介してやり取りする必要があります。また、筆談の場合は、やり取りが煩雑なため、健聴者とのコミュニケーションは容易ではありません。
スマートフォンやタブレット端末が日常生活に定着してきた現在、これらを持ち歩く聴覚障がい者が増えています。NICTでは、こうしたモバイル機器を活用した、聴覚障がい者のための新たなコミュニケーション支援システムの研究開発を進めていました。
パソコンで打ち込んだ情報が音声となったり、音声で入力した情報が文字となったり。
IT機器によって、今まで出来なかったことが出来るようになるのは素晴らしい。
全会一致で導入した北区議会も素晴らしい。
全国初の導入ということですから、「北区から日本を変える!」、その第一歩といっても間違いじゃありません。
音声がそのまま文字情報になるのはちょっとコワイ感じもしますよね。
やはり話し言葉と書き言葉っていうのは違いますし、くだけた感じとか、発する言葉だからこそ伝わるニュアンスというものがどうしてもあります。
文字として書く意識をもって発話するのって意外に難しいので、議会で発言する斉藤りえ議員は大変だなあと思います。
でも、もっと大きな「心のバリアフリー」を目指すためには簡単に乗り越えてくれそうな気がします。
斉藤りえ議員トップ当選。「聴覚障がい者が当選しても何も出来ないんじゃね」、ってそういうことじゃないと思う|行政書士阿部総合事務所 | つぶやき | 週末相続トレーナー|行政書士阿部総合事務所|東京都北区