昨日は私が運営にかかわっている団体『来たKITAオリパラチャレンジ』の発足イベントがありました。
区役所主催の講座の区民プランナーが基礎を作り、その講座に参加されていた方も交えてのスタートの会。
2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機にさまざまな社会問題にアプローチする
こう言ってしまうとなんだか大げさかもしれませんが、ヴィジョンとしてそう掲げました。
既に具体的な企画もスタートしています。
一つは、シニアを対象にした英語の講座開催
英語の講座って、実はさまざまなボランティア団体が開催しています。
しかし、私たちの団体が開催する英語講座なので、そこに2020東京と関連付けたものにしたい。
独自性のあるものだったら、受講生は集まってくれるでしょう。
昨晩初めてお会いしたのですが、講師の先生はとても魅力的な話し方をされるので、先生のパーソナリティ要素でも人が集まってくれるかもしれません。
みなさんも経験があると思いますが、講師って話す内容よりも雰囲気が大事。
「内容よりも」、は言い過ぎかもしれないけど、本当にそう。
いくらメソッドが優れていて、知識が豊富でも、人を惹きつける魅力が溢れでていないと学習効果があがらないのです。
なぜかというと、講師と受講生との関係ではありますが、対面したときには普通に人と人との関係。
”この人いいなあ”っていう人の言うことはすんなりと頭に入ってくる。
けれど初見、
”ちょっと、この人、苦手”って思ってしまうと、その人が何言ってもダメ。
教わる場面じゃなくっても、”この人なんかイヤだなあ”って感じた人とは、あんまり話したくないですよね。
なので、教える先生のパーソナリティってとっても大事。
うれしいことに、運営に関わってくれる方の中でもう一人先生がいらっしゃいまして。
ずっと器械体操をやられていて、子どもたちにスポーツを教えていた体育の先生。
笑顔や声、話しぶりがとっても魅力的で一瞬で人を惹きつけるチカラを持っている方です。
いずれその方を中心にしてイベントも開催することになるでしょう。
地域のチビっ子たちを対象にしたスポットの講座なんかもいいかもしれない。
「コレで君も体育が得意科目になる!」とか?
他にも、2020年東京のときには80歳!になられる方も運営に参画されることになっています。
実行していく企画の一つについて、カメラマンとして動いてみたい!とおっしゃってくれました。
”これまでの趣味を活かして”とのことなのですが、その取組の姿勢が素晴らしいなと思います。
メンバー間で自己紹介をしたときに、「私は、みなさんのようにある専門性をもっているわけではないのですが・・・」と話されている方がいらっしゃって。
でも、運営するにあたって、実はそういった要素は全く関係がありません。
少なくとも、わたしはそう思っています。
”自分は過去何もしてこなかったから意見を言えない”なんていう雰囲気がある団体になってしまったらもうだめですね。
市民として普通に暮らしていればそれで十分。
なぜかというと、最初にもどりますが、社会問題なんていうものは普通にその辺に転がっているものです。
普通に暮らしていれば感じているはず。
例えば、点字ブロックの上に停められている自転車
ほんのちょっとだけ想像力を働かせれば、”あっ!、ここ、停めちゃダメなとこだ”って気づく。
その感覚さえあれば、問題に気付くことができるし、解決のためのアイデアが浮かぶ。
それを講座やイベントして表現していけば、変わります。
少しづつでも社会は変わる。
一人が気が付かないことでも、他の誰かが気付く。
だからみんなでやるんですよね。
今後、どういった展開になるかが今からとっても楽しみです。