カッチリとスライドを仕上げているのに、そのスライドをコピーして参加者に配布しないセミナーがある。
参加したことありますか?
たまーにいますよね、そういう人。
あれはなんだろう。
セミナー参加者のためのセミナーではないことは確実。
講師がしゃべりたいだけのセミナーである可能性が高い。
というか、そうだと思う。
そう指摘すると、講師側としてはこんな返答があることも。
資料を配布すると、資料ばかり見て講師を見ないから。
資料を配布すると、後で見ればいいやと安心して講義に集中しないから。
残念ですが、それは講師が心配することじゃあないんですわ。
参加者側がどういった気持ちで講義を受けようがそれは講師には分からないことなんですよ。
講師としてはですよ、自分が持っているものがその二時間で100%伝わって欲しいわけです。
参加者の事情は抜きにして。
仕事帰りで眠い人は、後で資料を見返そうと思ってくれても別にいいわけです。
講師を見ようが見まいが、参加者が自分のものに出来る何かがその講義から得られればいいわけです。
100%伝えたい。
ちゃんと持ち帰って欲しい。
そう思っていたら、スライドの資料は配布すべきですし、配布せずに延々と喋り続けるのは講師の傲慢であり、怠慢です。
参加者のためというわけではなく、講師自身のためのセミナーでしたら全然それでOKです。
スライドを配布する必要もないですし、なんとなれば参加者なんか居なくってもいい。
自分がしゃべりたいだけですし。
セミナー講師をするのであれば、あっ、参加者に伝えたい事があるからセミナー講師をするのであれば、スライドの資料は配布してくださいね。