弁護士もオフィスワークもサービス業の仕事も「なくなる」恐れ…機械による代替が加速
以上より突き詰めると、一人ひとりが環境の進歩に合わせて「人でなければならない仕事」、つまり「それによって相応の対価を得られる仕事」とは何かを真剣に考え、そのスキルを獲得する必要に迫られるということである。 たとえば、弁護士の仕事は、膨大な判例に照らして資料を作成し、法廷で依頼人の弁護をすることである。このなかで付加価値の高いものは、法廷での弁護であり、判例の検索は必要であるが、人を使って労働集約的な作業を行う必要はない。検索能力に長けた機械のほうが、時間的・金額的に効率的であろう。そうであるとすると、法律事務所で働く人の数は、かなり減るはずである。
部数が見込めるのか、あんなに苦労して取った資格なのに機械にとって替わられてしまうなんてかわいそう\(^o^)/といった人々の隠れた意識を満たすためかよくわかりません。
このネット記事以外にも定期的に雑誌記事で話題になりますね、この手の話題。
弁護士、司法書士、行政書士、税理士など「食えない資格」方向で記事を作るといくらでも作ることが出来るんですよね。
例えば、この記事。
判例検索作業をする人の代わりに機会を導入すれば法律事務所で働く人の数はかなり減るはずである、という結論ですが、これはちょっとあまりにもアレですね。
判例検索なんてとっくに機械にとって代わられていますし、最高裁判所のWEBサイトにも判例検索システムもあるぐらい。
判例って検索してそれでオシマイなワケはないんですね。
その判決がくだされた道筋が大切なのであって、事案限定の判例をその事件に当てはめるとどうなるかなんて機械には判断できるわけがありません。
更に、法律事務所の事務員が判例検索のために多くの時間が割いているわけもなく、判例検索を機械がやることになったら事務員がかなり減るっていうのはどうなんでしょうね。
弁護士ではありませんが、士業の端っこにいる者としては、この手の記事が一般の方にどのように受け止められているかが気になります。
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭