不動産登記簿を見ていたら見慣れない登記原因がありました。
年月日退職慰労金給付
株式会社A→甲 への所有権移転の場面。
甲はAの取締役でした。
退職慰労金なので、Aを退職したときに退職「金」として、物の給付を受けたということでしょう。
登記先例で既に判断がある登記原因なのか分かりませんが、実体を反映したと考えると明解でいいのかなと思います。
ただ、公示されている登記簿に「退職金」と記載されてしまうと、甲さんは退職したのかとバレてしまうというのもなんだか微妙。
とはいえ、登記原因としては、的確に表現するものがなかったのかもしれません。