おはようございます。
エンディングノートをもっともっとも自分だけのものにするために。
週末相続トレーナーの行政書士阿部隆昭です。
自分一人だけで自分の財産整理をしようと思ったときに便利に使えるのが登記情報提供サービス。
登記情報提供サービス
知っている人はとても便利に使っているサービスです。
このサービスが登場するまでは、登記所に行って申請書に書いて提出し、発行してもらう以外に登記簿の情報を知る手段がありませんでした。
急に登記簿の内容を知りたいときにはものすごく不便ですし、往復の電車賃も必要ですし、何より時間がもったいないですよね。
登記情報提供サービスの登場で、この状況が一変しました。
登記情報提供サービスを使うと便利なところ
費用が安い!
登記所の窓口で登記簿謄本(登記事項証明書)を取得するよりも、費用が安い
登記所の窓口 1通 ¥600
登記情報提供サービス 1通 ¥337
手間がかからない!
申請書も書く必要がありませんし、パソコンからの入力も簡単。
待ち時間なし!
登記所の窓口で登記簿謄本を取得したことがある方、いらっしゃいますか?
混み合っているときには、普通に30分、40分待つことがあります。
謄本1通取得するだけでです。
これほどのムダ作業はありませんよね。
登記情報提供サービスでしたら、コンピュータにアクセスしている間のせいぜい5秒間ぐらい待つだけです。
これだけ便利に使える登記情報提供サービスですが、いくつか注意が必要なことがあります。
登記情報提供サービス利用に際しての注意点
事前に利用者登録が必要。
これだけは、登記情報提供サービスがちょっと面倒なところです。
クレジットカード登録による本人確認の意味があるのかもしれません。
登録の申請をして一週間後ぐらいすると登録した住所地にパスワードが書かれた紙が郵便で届きます。
地番、家屋番号がわからないと情報が取れない。
郵便が届く住所
私たちがよく使っている住所と、土地建物を管理している番号とは異なるものです。
ごく一部の例外を除き、住所地の番号をそのままパソコンに入力しても、目的とする土地建物の登記情報を取得することが出来ません。
今の登記所は、住所地から地番を検索してくれるサービスもやっています。
そういったものを利用しながら、土地については地番、建物については家屋番号を確認のうえ利用しなければなりません。
証明力はない。
登記所の窓口で発行される不動産登記簿謄本(登記事項証明書)は、発行した登記所の登記官の公印が押されます。
役所の手続きで提出する場合など、公的な場面では、登記情報提供サービスから取得した登記情報では意味を成さないことがあるので注意が必要です。