昨日、お客様からお問い合わせを頂きました。
ありがとうございます。
「あなたのホームページを見たのですが、遺言書は書かないとダメなんでしょ?」
というご質問でした。
誤解されている方も多いのですが、遺言書は誰もが書いたほうがいいものではありません。
このあたりは、三つのケースに実は分かれます。
1.遺言書を書いたほうがよい人
2.遺言書を書く必要がない人
3.遺言書を書くべきな人
様々な状況を勘案して、相談してきた方がこの三つのケースのどれに当たるのかを判断します。
1の「遺言書を書いたほうがよい人」の中には、遺言書でなくても他に実現出来る方法がある人も含んでいます。
遺言をしたほうが良いのか、生前贈与にしたほうが良いのか、または死因贈与契約をするべきなのか。
2の遺言書を書く必要がない人。
このケースに当てはまる人も多いです。
3の遺言書を書くべきな人については、もう本当に急いでその準備をしなければいけない人がほとんど。
判断能力が失われつつある人は、今すぐにでも資産の状況や推定相続人を探す必要があります。
遺言書については、全ての人は、この三つのケースのいずれかに当てはまります。
そこで、タイトルの質問なのですが。
「遺言書は書かないとダメなんでしょ?」と聞かれたことは、実はこれが始めてではありません。
むしろ、割りとこの質問をいただくことは多いのです。
こういった疑問や不安を抱えている人のほどんとが、3のケースに当てはまります。
なぜかというと、遺言書のことが気になっている方は自分の中で思い当たることがあるからこそ気になっているわけです。
書店や図書館で遺言書の本を買ったり借りたりして調べている人も多いです。
その中で、どうやら自分には遺言書は必要らしいけれど、最後の最後に専門家に判断して欲しいといったお気持ちもあるようです。
あなたにとって遺言書が必要なのかどうか?
これを知るだけでも不安はかなり解消されます。
このときにです。
専門職なら誰でもいいわけではありませんよ。
ちゃんと、遺言書や相続に詳しい専門職に聞いて下さい。
答えによっては、その方の人生を左右することにもなりかねませんから。