母の形見で、私がもっとも大事にしているもの。
物書きが好きだった母が使い倒したもので、子供時分の私もよくこの辞典を利用しました。
遺言は「いごん」なのか「ゆいごん」なのか?
法律家なら「いごん」、一般の方なら「ゆいごん」
まぁ、そのようなことになるので、今更感は否めませんが。
「死後に残すことば。」と、あります。
「自分の死後に効力を生じさせる目的でする、意志表示。ゆいごん」
さらに[法]という文字も見えます。
「そのことばの使われる特殊な場面、いわゆる、位相の別を示したものである。」とされています。
つまり、『いごん』は法律用語としても扱われているようですね。
それにしても。
当時、辞典って480円だったんだぁ。
とか
金田一京助先生は国学院の教授で、春彦先生は外大の教授だったのね、とか。
いごん・ゆいごんの旅はいろいろ楽しめました♪
ちなみに。
『いごん』のところで、「意思表示」とされるべきところが「意志表示」になっているので、そこも調べました。
意思表示の説明は、「私法上の効果を発生させるためにする意思の発表」とあって、
ここにも[法]がありましたね