中小事業者に大人気の小規模事業者持続化補助金をはじめ、補助金は申請が採択されても事業が終わった後にしか交付されないのが原則です。
つまり、補助金申請を頑張ったとしても、補助対象事業を実際に行う際には、補助金をあてにしてはダメ。
事業が終わった後の成果に対して補助がされるから。
この補助金は「後出し」であることを誤解している事業者さんはとても多いです。
したがって事業資金が不足する場合には、補助金申請どおりの事業ができないことも普通にあるのです。
事業資金の調達をどうするか?
この点についても、補助金申請の際に考えてく必要があるのです。
手元資金で足りるのか?
融資によってまかなうのか?
親族知人から借り入れるのか?
様々な資金調達の方法がありますが、補助金が公募されてから申請締め切りまでの期間内に全てをやってのけるのは難しい。
ですので、毎年ほぼ実行が決まっている「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」などは、公募開始の前から取引先金融機関に相談しておくと良いでしょう。
気持ちの余裕も、補助金申請の採択率をあげるコツ。
自社で補助金申請に取り組む場合には、「補助金は後出し」に気をつけたいですね。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭