平成29年度補正小規模事業者持続化補助金公募要領の31ページ。
様式2の「経営計画書」、様式3の「補助事業計画書」に書く内容が持続化補助金では特に大切です。
そこで今回からは集中的に「経営計画書」と「補助事業計画書」の書き方のポイントを挙げていきますね。
といっても、難しいことを書くわけではありません。
補助金申請の採択のポイントは全て公募要領に書いてあります。
公募要領をまだ読んでいない事業者様、補助金申請のテンプレートを買ったから読まなくてもなんとかなると思っている事業者様。
公募要領を熟読しない限り、採択という喜ばしい結末を迎える可能性は極端に低くなります。
これが「経営計画書」の企業概要欄。
何を書けば良いのかが書いてあるのです。
補助金の公募要領を読み解くことが採択のための第一歩。
どのような製品やサービスを提供しているかお書きください。
物販などの場合には、「製品」
サービス業の場合には、「サービス」
記載例は、国道沿いで席数60と割と広めの海鮮居酒屋を営んでいます、と言っていますね。
内容を書いたら次に進んでみましょう。
売上が多い商品やサービス、利益を上げている商品・サービスをそれぞれ具体的にお書きください。
「具体的に」書く方法はいくつかありますが、公募要領の記載例のようにランキング表形式だと分かりやすいですね。
補助金を活用して、売上総額、利益総額の1番の商品やサービスを伸ばすのでしょうか?
2番目に売れているけれども、利益が低いサービスのテコ入れをするのでしょうか?
状況によって様々ですが、「具体的に」書くとはこういうこと。
ランチと夕食の売上構成や、誰が顧客なのかもさりげなく書かれています。
これも「具体的に」書くための工夫。
次回は「顧客ニーズと市場の動向」の書き方を一緒に見ていきましょうね。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭
追伸:補助金申請を独自で取り組んでいる経営者様にお会いました。
”時間がない”のが当面の悩み。
そういった経営者さんの大切な時間を「経営」に使うことができるようにして差し上げるのも私たち専門職の仕事です。