まあ、あるあると言えばそうなのですが、”もう一杯サービス」
ドリンク半額と結果的には同じように感じますが、実際のところどうなのでしょう。
着目点はいくつかありますが、「もう一杯サービス」の看板には金額が載っていません。
個人的には、ドリンク半額との最大の違いだと思っています。
私たちは、金額を見た瞬間、頭の中で計算が働きます。
無意識に。
生ビール600円がハッピーアワーで半額
600円が半額で300円かあ。。安いといえば安いかあ。
高い安いを瞬時に計算してしまうんですよね。
お店側としては、その計算をされないために「もう一杯サービス」がウケると考えてのことかもしれません。
”計算されたところで、それがどうなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれないですね。
お店側、サービスを提供する側とすると、なるべくお客さんに計算のために頭を使って欲しくないわけです。
「損得勘定」に呼び起こされる”価格”、ではなく提供する価値にフォーカスしてほしいのです。
なので、ドリンク半額というからには、いくらからの半額なんだろう?、を避けるためにもう一杯!
そして、「ドリンク半額」はいっぱいで終わる可能性がありますが、「ドリンクもう一杯」は2杯目が与えられるので、お客さんの滞在時間も長くなります。
長くなり、飲み物も目の前にあるので、おつまみや食事を食べる量も時間も増えますよね。
ドリンク一杯で、お食事もう一品の可能性を作り出していることになります。
ちょっとした工夫で、売上増のきっかけを作り出すことができます。
私自身は、どっちみち何杯か飲んでしまうので、「もう一杯サービス」の方がなんか嬉しいです。
行政書士阿部隆昭