エンディングノートをいざ書いたはいいものの、置き場所に悩んでいる方も多いようです。
私の講座では、簡単なカギのかかるミニロッカーなどを案内しています。
そんな中、
葬儀などが書かれたエンディングノートは玄関に置きましょう。
といったことが言われている事実に驚きました。
万が一のときにすぐに使えるようにとの配慮らしいのですが、その場合でも玄関に置く必要な全くないですね。
むしろ、なぜ玄関に置くのかも不明。
玄関って、ちょっと考えみてもいろいろな人が出入りしますよね。
疑うわけではありませんが、宅配便の配達の方だって玄関の中までは入るでしょう。
印鑑を取りに家主が部屋の中に戻ったときには来客の方が玄関で一人になります。
もちろん、だからといってどうこうなるものではありませんが、プライバシーがたくさん書かれているエンディングノートがそこにあるのは気持ちがいいものではないでしょう。
しかもです。
葬儀関連のエンディングノートは玄関に置きましょう。
ということは、他の分野が書かれているエンディングノートが別にあることを前提にしています。
何度か私のホームページでも書いていますし、講座でもお話しをしていますが、
エンディングノートは一冊にまとめましょう。
その方が書きやすいですし、何より分かりやすい。
誰が分かりやすいのかといいますと、本人も分かりやすいし、家族も分かりやすいのです。
エンディングノートを書いた本人に万が一のことがあったとしましょう。
葬儀や介護、病気や財産、人との関係その他いろいろがですよ、テーマごとに分かれていて、しかも置き場所が違っっているらしい。
これを探すのは遺族ですよね。
遺族の負担を少なくするために書いているのがエンディングノートなのに、これでは遺族の負担を増やしている結果になります。
エンディングノートは一冊にまとめ、玄関には置かないようにしましょう。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭