元中央青山監査法人の公認会計士:山田真哉先生、有名ですよね。
著書もたくさん出されていますし。
160万部の大ベストセラーとのことなので、こちらのほうが有名かしら。
『世界一感動する会計の本です』
サブタイトルに「簿記・経理入門」とあるように、本書の対象者は以下のような人です。
〈これから初めて「経理」について勉強する人〉
〈「簿記」と聞くとドキドキしてしまう人〉
〈『世界一やさしい会計の本です』を読んでもっと勉強したくなった人〉
私は、そのどれでもありませんでしたが、タイトルの「感動する」というあたりは実感としてわかります。
会計の本で、何が感動するのか。
想定しずらいですよね。
大抵の場合、人が感動する、という状態はココロが何らかの形で動かされないといけないわけですが。
一見、無味乾燥な数字の組み合わせの会計に、それができるのか。
なんで感動するの?!、と思ったのが本書を読むキッカケです。
小説部分が全体の三分の二、のこりが解説書っぽい感じ。
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「仕訳」という素材-これが「会計」を構築するすべてのモノの根本で、「会計」の本質そのもの。
仕訳では、左の箱は自分に関すること、右の箱は他人に関することを書く。これが一番大事なルール。
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おそらく、山田先生のおっしゃりたいことは初めの数ページ書かれてあって、それはつまり、「借方」は自分に関すること・「貸方」は他人に関すること、このあたりかなあと思います。
借方に仕訳けるものが自分、貸方に仕訳けるものが他人。
最初は、何を言わんとしているか掴めなかったのが、だんだんとそれが分かるようになる。
今までに感じたことがないような視点から会計のアプローチ。
この辺りにココロを動かされてしまいました。
[note]ゲーテは簿記は最高の芸術であると記した。仕訳の特徴は、一つの出来事について、二つの情報を記録する、ということだけ。単純な仕組みから、とっても多様なモノを作り出す。これが「仕訳」が”最高の芸術”とまで言われる理由[/note]
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