「留学ビザ」もしくは「就職活動ビザ」の期限が切れる前に内定を決めないとビザが切れてしまうため本国に逆戻りになってしまうから。今後は二年間の伸長が決まっているようですが、「就職活動ビザ」(正式には「特定活動ビザ」)は半年ごとの二回更新しか現状認められていません。ですから、
卒業後1年間で正社員として就職しなければせっかく日本で勉強した意味がありません。
なんとか就職を早期に決めようと外国人留学生を預かっている専門学校側も必死です。
外国人採用に積極的な企業の採用担当者に聴いた、「外国人留学生が就職活動で内定率をアップさせる履歴書の書き方」を知っておいて損はないですよ。
「外国人留学生が就職活動で内定率をアップさせる履歴書の書き方」
1.履歴書は必ず手書きで!
今は手書きの履歴書のほうが珍しい。ワープロ打ちしてくれたほうが採用担当者も見易いですしね。ただ、外国人留学生の履歴書は、内容だけではなく履歴書として現れた外見にも注目します。日本語にどれだけ親しんでいるのかを判断するのに格好の材料です、履歴書は。ですから、日本語能力に自信があるなしにかかわらず、外国人留学生の履歴書は手書きで作るようにしましょう。
2.学んだことや資格、志望動機は出来るだけ詳しく。
詳しく書きすぎてダメになることはありませんが、履歴書に書くべき情報が足りなくて書類選考で落ちることは日本人でも普通にあります。外国人留学生の場合は、何を学んできて、在学中にどのような資格を取って、どういった想いで当社を志望しているのかが企業の知りたい情報です。知りたがっている情報には、それに応えるような書き方をしなければなりませんね。
完成した履歴書は必ず日本人の先生や仲間に見てもらって下さい。日本人の慣習上、違和感がある表現などは指摘してもらってすぐに修正です。面接の際にはエントリーシートも提出するので履歴書は適当でいい、というわけにはいきません。
期限のある在留期間内になんとか内定をもらうためには、”これはいいだろう”という自己判断にもとづく油断はいしないようにしてくださいね。
チェンジビザ行政書士阿部隆昭・行政書士阿部総合事務所