ビザ(在留資格)の許可や不許可はいくら法務大臣の裁量といっても、その判断は入管法を始めとする法に基づく処分です。
おそろしく当たり前のこのことがなんだか誤解されているような気がするんですよね。
入国管理局への申請取次行政書士は、「黒」を「白」にする専門家だと思っている方々が一部にいるらしく。
ビザ申請業務の報酬が高ければ高いほど、「真っ黒」を「真っ白」にすることが出来る行政書士なんだと思われている節もある。
日本の在留資格が欲しいというそれだけで入国する外国人が多くいることは皆知っていて、それは不法就労や不法残留者の数にも現れているのだけれど。
正当な-というのもなんだか変な気がするがーな入国目的を持って来日する外国人や、日本で真面目に働き続けたいと思っている外国人の方々の手続きを支援するために行政書士は本来存在するのであって、ビザの許可にふさわしくない「黒」の事情をよりビザの許可が下りやすい「白」い事情に「修正」するために行政書士は存在しているわけじゃない。
行政書士阿部総合事務所は今後もビザ申請業務を通じて外国人の入国及び在留の支援をしていくつもりですが、あくまでも法令遵守の観点から適式に入国又は在留する外国人の方々に限って支援を行っていくつもりです。
日本が大好きで、日本社会に適応したいという希望をお持ちで、日本で働き続けたいと考えている外国人留学生の就労支援にこれからは力を入れてまいります。
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭