どうせ個人でやってるんでしょう?!
という印象を持たれたかな?!
交流会等でそう感じたことがある個人事業主の方は多いでしょう。
私たち行政書士のような「士業」は、個人事業主がむしろ普通。
行政書士法人という形態はありますが稀なので、個人事業主でも取引先から特別の感情は持たれにくい。
ただ、一般の事業の場合はどうでしょうか?
個人事業主が一部の経営者から取引相手として相応しくないと思われてしまう原因は、お財布が一つしかないことです。
個人事業主としてAさん
個人としてのAさん
外形上は一緒なので、Aさん個人が気をつけてお金を区分管理していなければ、個人事業主としてのカネと個人としてのカネは同じお財布に入っているはずです。
一方、会社の場合はどうでしょうか?
会社の場合には、会社のお金として「資本金」というお財布が別にあります。
会社設立のときには、資本金をいくらにするのか?という点も頭を悩ますところ。
この資本金というカテゴリーがあって、そこに会社のお金が管理されているということがとても大事。
取引相手からすると、個人事業主よりも会社組織のほうが安心感はあるわけですね、一般論として。
もちろん、会社の登記簿上の資本金が実は空っぽだった、ということは普通にあるので、あくまで建前としてです。
しかし、この建前でオトナの社会は動くことも多く、やはり個人事業主よりも会社組織のほうが取引相手が受ける印象は良いわけです。
「個人事業主は論外」
として取引相手として検討対象にしない、という企業もあります。
もちろん、ご自身が業務をされている業界の事情もあるでしょうが、個人事業主の中には以上のような理由で法人化に踏み切る方も多いのです。
取引相手との関係性の面でなくても、自分自身が管理しやすいように法人化する個人事業主もおります。
意識して分けようと思っていても、名義がすべて個人になるので分けづらい。
かえって手間になるので、いっその事、法人化してしまおう、という方もいるのです。
今すぐにではないけれど、将来の法人化のために手続きだけでも知っておきたい!
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