観光地に露天が四店横並び。
生ビール、ハイボール、唐揚げ、焼きそば、など飲み物も食べ物もそれほど変わりはない。
それぞれの店の距離は2メートル無いぐらい。
なのに、お客さんが集まっているのは、一つの店舗だけ。
明らかに集中しています。
「価格の判りやすさが露店の売上を決める」
他の三店舗と明らかに違うのは、価格の判りやすさ。
人が多く集まっている店の価格付の特徴は。
商品パネルの価格の文字フォントが他の店舗と比較して大きい。
だから、お客さんは、店舗に近づかなくても商品選びができる!
露店販売は、店主から常に注目される位置関係にあり、お客さんは遠巻きに眺めるのが普通。
その、”遠巻き感”が大事。
距離を詰めなければ価格がわからない場合には、そもそもその価格を確かめようとせずに他の店舗に移ってしまいます。
商品によって価格差がほとんどない。
焼きそば、唐揚げ、ほとんどの商品が、ワンパック500円。
お客さんは、価格は決めうちに出来るので、商品選びに集中できる。
400円の焼そばと、500円の唐揚げと、どっちがいいだろう??と迷うことを減らせます。
購入までの導線がシンプルになります。
なので、購買に結びつく。
繁盛店がやっていることは意外にもシンプルなんですよね。
「顧客目線」とはよく言われることですが、経営者側はそもそもその店の経営者なので、顧客目線で確認することさえ難しいのが本当のところ。
こういった小さな取り組みの「差」が今日の売上に返ってくるのですね。
行政書士阿部隆昭