補助金申請だけではなく、事業計画や創業計画などの資金調達を目的とした書面でも、「競合他社」を書くことが多いですよね。
「競合」する他の会社、といえば、文字通りなのですが、よく誤解されるポイントだったりもします。
結論から言いますと、
競合他社の「競合」は、顧客から見た場合、当社及び当社サービスと比較される「他社」
と言うことができます。
多くの人が誤解しているのは、顧客ではなく、その会社が競合だと思っている他社を競合としている点。
競合他社は、当社が決めるのではなく、顧客が決めるのです。
ですので、競合他社を設定するのは結構大変な作業です。
顧客目線になることが必要ですので。
このあたりのことは、創業支援セミナーなどでもお伝えすることが多い分野。
いずれYouTubeチャンネルでお伝えしようと思っていたところ、このような記事がYahoo!ニュースにあがっていました。
牛丼店のライバル(競合)は、牛丼店ではなかった。
という内容。
顧客目線でいえば、朝ごはんを何にしようかなと思っているときに浮かんでいる朝ごはん。
牛丼をお店で食べる。
コンビニで買って会社で食べる。
カフェでモーニングを食べる。
いろいろと「比較」をしますよね。
利便性、美味しさ、お財布事情などなどを鑑みながら。
その比較にのぼってくるのが、競合他社に他なりません。
創業支援業務などで、創業計画書や事業計画書をアドバイスする機会がふんだんにありますが、多くの方はこの競合分析が苦手。
ということは、この競合分析を正しく行うだけで他と差をつけることができる、とも言えます。
動画でも解説していますのでぜひご覧ください。