事業計画には、必ずストーリーがあります。
「計画」というからには、まず無ければならないのは「目標」ですよね。
遠足の計画であれば、目的地。
夏休みの宿題であれば、遅くとも8月の中旬には終わらせる、とか。
これが、補助金を使った、事業の、計画なので、売上目標はまず必ず定めますよね。
その売上を作り出すための筋書きも必要です。
事業の計画ですので、ある程度根拠を持って作り上げる必要があります。
空想、妄想の世界は、事業計画では通用しないというのは皆さんもご存知のとおりです。
よく、”絵を描く”などと言ったりしますが、ストーリー作りって意外と難しいのです。
今回の動画では、事業再構築補助金の公募要領の記載を例に取りました。
補助金申請は多くの場合、申請の中から採点の高いものから採択するという方式を取っています。
そのため、なんとしてもポイントを取りにいきたい。
そこで、公募要領に書かれている審査のポイントを読むわけです。
ただ、この審査のポイントを読み込むことがとても大切。
読み流すのではなく、その言わんとしているところも読まなければ採択に近づかないと言っても良いでしょう。
事業再構築補助金の「再構築点」として挙げられているのが次の文章
自社の強み、弱み、機会、脅威を分析(SWOT 分析)した上で、事業再構築の必要性が認識されているか。また、事業再構築の取組内容が、当該分析から導出されるものであるか、複数の選択肢の中から検討して最適なものが選択されているか。
大切なことは、「順番」です。
自社の強み、弱み、機会、脅威を分析(SWOT 分析)した上で
と書かれているので、前提としてSWOT分析をすること、とここでは言っています。
その上で、御社では事業再構築が必要なのか、必要ではないのかを検討する。
必要なし、となれば事業再構築補助金は申請しないでしょうから、ここでは「必要あり」、という結論になるわけですよね。
当社では事業再構築が必要だと結論づけるには、前提としてSWOT分析をしてください、と、そう公募要領は言っています。
さらに、です。
事業再構築が必要、と結論づけたときに、では具体的に何をすれば良いのかを考えることになります。
その具体的な取り組み内容そのものが、このSWOT分析から導き出したものですか?、とも聞かれています。
こういったように、注意深く読み込んでいくと、公募要領を通して審査員から問われていることがわかりますよね。
動画でも説明していますので、事業再構築補助金だけではなく、補助金申請を検討している方はぜひご覧ください。