ビッグイシューオンラインのWEBサイトに以下の記事が掲載されていました。
亡くなったホームレスの方々が入るお墓を作ろうというプロジェクトです。
クラウドファンディングで募集した費用は、目標金額を大きく上回る255万円!
それだけ多くの方がこの趣旨に賛同されたということでしょう。
素晴らしい。
記事を読んでいると大切なことが見えてきました。
帰り道の皆で和気藹々としつつも穏やかな後姿は、不思議と生き生きとしているようにも見え、死後も大切な誰かとつながっていられることが生きる希望にもなりえることを改めて実感しました。
こうして彼らに、死後も誰かとつながっていられるという安心を届けられたのは、ひとえに皆様のご支援と多くの方々のご協力によるものです。
彼らと同じように死後、無縁となってしまうことへの不安を抱えた方々やそうした方々をご支援されている方々と問題意識を共有することができたことは、このプロジェクトがさらに大切な意義や可能性を持つということを感じました。
欲しかったのは「お墓」というモノ、ではなくて、死後にもつながりを持てるのだという「安心感」
無縁仏となるかもしれないという「不安」が、死後も誰かとつながっていられるという「安心」に変わり、「生きる希望」に繋がっていく
もちろん、これってホームレスの方々だけに言えることではなく、私たちに共通していえること。
「お墓を持つ」って本当はこういうことなんだなって改めて思いました。
お墓を建てるためにかかる高額な費用は、墓石代でも、場所代でもなく、死後につながる安心料だったのです。