自分がやりたいことを仕事にする
とか、
好きなことを仕事にして生きる
とか言われたりしますが。
それって、「何を」仕事にするか?、「何で」ご飯を食べるか?っていう、仕事の種類の選択の場面の話しであって、それはそれで正しいのかなって思う。
でも、「自己実現」のために仕事をするっていうは、どうなんだろう?。
そもそも
仕事って、他人を満足させて対価をもらう行動の全て。
もしもそうだとしたら、「自己実現」などといったものは、仕事をとおしてなし得るのではなくって、何か別のものを手段とするのが正しい。
いやいや、そもそも実現したい「自己」なんてものがあるのかどうかも疑わしい。
「自己実現」といった言葉が頭の中に思い浮かぶときって、たいてい今の仕事に迷っているとき。
自分自身が成長したのか?
とか、
ステップアップしたのかな?
とか。
でも、仕事が自己実現の場じゃないとすると、仕事で迷った時は、他の評価軸で判断したほうがいい。
自分の成長と関連付けるのじゃなくて。
何が言いたいのかというと、
他人を満足させた、という結果のみでその仕事はある意味正当化されるのではないか、と。
生きていると、これでいいのかなと道に迷ったり、ときには逆方向に進んでいたり、実はトラップにはまっていたりといろいろあるわけですが、その時に唯一頼りになるのは他人の評価だったりするわけです。
いろいろあるけど、皆さん喜んでくれるし、今進んでいる道のその先に灯りは見えないけど、とりあえずは正しいのかなと。
自分一人が無人島にいるときは、そこには仕事は存在しないわけで、人が人に対して何かをすることが仕事。
なので、仕事に対する評価は、必ず自分以外の他人からの相対評価になる。
だから、他人をどれだけ満足させたか、それだけがその仕事の唯一の評価軸になる。