こういった話しもあるんだなあ、ぐらいに聞いてもらえると良いのかなと思います。
身につまされる方は、他に苦労している方がいるんだ、と思われるかもしれません。
核家族ですね。
お父さん、お母さん、子ども二人
お子さんたちは結婚して実家を離れると、それぞれの新しい家庭が大切になってしまうもの。
子どものうち、一人は実家に残って親と同居。
もう一人は、実家から出ていき独立の生計を立てる。
まあ、よくあるケースですよね。
親もだんだん歳を取ってくると、病院だ、介護だ、などと手はかかってくるものです。
実家から離れている子どもにとっては、常に接しているわけではないので他人事。
こっちはこっちで大変なことはあるし。
そんな状況が続くと、仲が良かった兄妹間も次第に疎遠になっていくものです。
実家にいる姉からすると。
親の面倒もみずに好き勝手生活しやがって。
実家から離れた弟からすると、
実家に住んでいるんだから生活費もかからんだろう。親の面倒ぐらいみるのが当たり前。
しばらく続いてこうした関係も、親に万が一のことが起きたときに感情が表面化します。
いきおい絶縁状態になる家族もあります。
ただ、相続の手続きにはお互いが協力したほうがうまくいくことが多い。
家庭裁判所の手による遺産分割手続もあるにはあるのですが、「裁判」っていうだけで余計にコトを複雑化させることもあります。
なので、表面上、何の感情もないように取り繕っていて、相続の手続きが終わった途端、一切連絡をしなくなる家族って実は結構多いと思います。
核家族という、本来は家族としてまとまりやすい最小単位の家族でさえ、こういったことになってしまう。
双方からお話しを聴く立場としては、もちろんそれなりの理由はあるんですよね。
しかし、どうなんだろう。
兄妹間の争いのケースは類型化できるほど事例はたくさんあります。
で、一般的にもよく聴く話しです。
ちょっとだけ気遣いがあれば、深く大きなキズにはならないような気もするのですが。
血縁だからこそ一旦こじれると根深い問題になるとも言えますし。
悩ましいですね。