これからの時代、訪問美容が高齢者の暮らしのクオリティをあげるのに必要なのではないか?
そんなことを思いましたので、インターネットで調べておりました。
美容師の中でも、訪問美容師の道を選んだ星野さんという方のインタビュー記事なのですが、これがまた素晴らしい。
普通のといったら変ですが、介護の現場でカットするのと、美容室のお客様をカットするのとでは気の遣いどころが違いますよね。
カットの技術は同じですが、やはり高齢者の命をお預かりしているという緊張感は常にありますね。
興味深かったのはタイトルに書いた「5配り」
なるほどです。
僕は、美容師さん全員が向いていると思います。
訪問美容に必要なことで「5配り」と呼んでいるものがあるのですが、まずは「心配り」「気配り」「目配り」。
それと、美容師は「手配り」です。
コームの当て方一つでも、毛量が少ない方だと強くとかしてしまうと痛いので優しくお髪をとかしたり。
ブローなどはテンションをかけ過ぎずにボリュームをつけることを意識しております。
あとは「体配り」。すっと体が動くというのはアシスタント時代に培われています。
足りないものがあればすぐ取りに行くし、コームが落ちていたらすぐ洗い、消毒にいくし、お客様がキョロキョロしていたら新しい
雑誌をすぐに取りにいく。その「5配り」を美容師は自然と培っていると思います。
この5配りが「自然と培っている」レベルまで修練されいてる方は、どの分野でも求められる美容師となるのでしょう。
◯◯配りということは、配慮をするということ。
どこにフォーカスを当てて配慮をするかという面では、どの職業についても言えることだと思います。
専門分野は異なりますが、配慮を怠らない仕事をしていきたいと感じました。