親に気持ち良く生前贈与してもらうには
(1)子どもが親を思う気持ちを表明する。(2)それによって親子の信頼関係が強まり、親が子どもに自分の死期(葬式や終末医療など)についての考えを語り出す。子どもはそれをよく聞く。(3)そうしたやりとりがあったうえで、親が自主的に贈与や相続、遺言に関して取り組むようになる。
家系図を作りたいという理由で、親戚の名前を聞いてみたり。
新婚時代に住んでいた場所を訪ねてみたいという理由で、昔のことを聞いたり。
親の誕生日に手紙を送ってみたり。
生前贈与や相続といった用語を一切持ち出すことなく、生前整理に繋がった事例だそうです。
確かに、親世代に遺言書を書いて欲しいとか、エンディングノートを作って欲しいといっても、なかなか始めてくれないのが現実です。
そういったときに、子供世代としても親に対して感謝の気持ちがあることを表に出すことで、「子どものために何かをしてあげたい」という親の気持ちを引き出してあげるというのも有効な方法なのでしょう。