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『30歳から伸びる女、30歳で止まる女』有川真由美|行政書士阿部総合事務所

February 4, 2016
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約 4 分

 

最初に言っておきますが、この本は買わなくていいです。

図書館にあったとしてもスルーでOKです。

パラ見する時間がもったいない。

 

30代でもなく、女性でもない私が、なぜこの本を読んだのかといいますと。

図書館から頂いたのです。

 

著者が気になった出来事

普段から思っていること

などを、無理に30歳という年齢に落とし込んでいるので、タイトルだけが魅力の本になってしまっています。

 

例えば、

 

30歳から伸びていく人は、従業員としての立場だけでなく、経営者としての視点に立てる人です。

 

30歳から伸びている女性の多くは、20代のときに、「仕事がおもしろくてたまらない」という時期を過ごしています。

 

30歳から「伸びる女性」になるためには、チャンスを味方にすることです。

 

これらはいずれも、30代でなくても、20代、40代でも、何十代でも言えること。

 

 

それでも、書かれていることに新しい視点でもあったりすると読み進める気がするのですが、全くそうではありません。

内容について書こうと思うのですが、触れるべき特色が本当にないのです。

 

多くの人たちは、”安定”という場所を目指そうとします。

でも、そんな幻の場所なんて、世界中探しても、どこにもないのではないかしら。

 

「ないかしら」って言われても、もちろんないですよ。

あるわけないです、そんなの。

といっても、これって。

誰もが言ってきているし、多くの人が薄々感じていることですし、そんなこと言われても、もう今更感がとてつもないです。

 

万が一、タイトルに釣られてレジに持っていってしまったら。

パラパラとページをめくりながら、

”ふんふん、なるほどねっ”

と軽く読み流すのが良いでしょう。

新聞の人生相談コーナーとかが適切な居場所だったんじゃないかな。

 

タイトルはひと目を惹くのにもったいないですね。

岡田斗司夫さんなどが、このタイトルで書いてくれればいいのに。

 

ダメ出しばかりしても気分が良くないでしょうから、お勧めの書籍を挙げておきます。

中古でしたら送料込みでも300円程度で買うことが出来ます。

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

 

これは図書館で借りて読むのではなく、絶対に購入するべきです。

なぜなら、何度も繰り返し読むことができるし、それに値する本だから。

私がこの本をお薦めするとたまに誤解されることがあるのですが、

これは、「オタク」の本ではありません。

 

「オタクの息子」

とは、

「あなたの家の息子さん」

という意味。

 

人生相談の回答集なんですが、これがですね、

モノの見方の訓練としてとても優れている本なのですよ。

自信をもってオススメできる最高の本です。

 

 

 

 

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。