「財産争いをするような子どもたちに育てた覚えはない!だから遺言書なんて要らない」
ヒアリングをすると明らかに遺言書を作ったほうがいい状況でも、このように仰る親御さんに何度か出逢いました。
お気持ちは大変よく理解出来ます。
書いてしまうとなんとなく死期が近づいてくるようなので「遺言書」を書かなければならないという事実から逃れたい。
それをお子さん達の気持ちに期待する気持ちも痛いほどよく分かります。
ですが、現実はといいますと。
どれほど仲が良い兄弟姉妹でも、少額な財産の取り分を巡って揉めるときはいとも容易く仲違いします。
どれほど仲が良い兄弟姉妹でも、鎹である親という存在が消えた途端、際限のない争いを始めることがあります。
もちろん遺言書を書き残せば、全ての相続トラブルを防ぐことが出来るわけではないです。
ですが、親御さんの死後に予想されるトラブルを未然に防ぐことができる遺言書を作ることも可能。
頑として聞かない親御さんを説得して遺言書を書いてもらうのは良くありません。
遺言書が逆に相続トラブルになる原因ともなりますね。
ですので、遺言書を書いたことによりどういった未来が実現出来るのかを私たち専門家は指し示す必要があると思っています。
私、行政書士阿部隆昭は、遺言者の方からヒアリングをし、遺言書を書いた方が良いのか良くないのかから始まり、丁寧に遺言書作成業務を行っていることで評価して頂いています。
解決支援コンサルタント 行政書士阿部隆昭