【創業計画書の作り方】と題して、日本政策金融公庫の創業融資申請で必要になる創業計画書の作り方を解説しています。
【創業計画書の作り方1】日本政策金融公庫「創業の手引き」から読み取る「事業経験」の大切さ|行政書士阿部総合事務所
【創業計画書の作り方2】日本政策金融公庫「創業の手引き」から読み取る「商品やサービスの内容」の書き方|行政書士阿部総合事務所
第三回の今回は、「セールスポイント」の書き方を考えてみます。
例によって、日本政策金融公庫の『創業の手引き』から、記載を抜き出してみましょう。
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html
よくあるケースとして、例に挙げられている表現をよく読んでください。
「多くの」とか、「中心に」という言葉が書かれています。
「多くの」種類とは、何種類でしょうか?
3種類?、5種類?、10種類?、30種類?
「多くの」種類を揃えると言われても、どれぐらい揃えるのかが見えてきません。
3種類しかないお店よりも、30種類揃えているお店の方が一般的には魅力的なお店に感じませんか?
魅力的なお店づくりをしてくれた方が、お客さんも増え、売り上げも上がり、貸したお金を返してくれそうかも?!と思います、お金を貸した側からすると。
数を明確化するだけではなく、内容を明確にすることも必要になってきます。
どのように内容を明確にするかが、『創業の手引き』に書かれています。
『創業の手引き』にある「修正例」では、種類の内容にフォーカスされた記載になっています。
婦人服は多くの種類を揃える、となっていたのを、トータルコーディネートができるものとし、単に数だけを多く揃えるのではなく事業コンセプトとも関連付けた記載になっています。とても具体的になっていますね。
子供服については、女の子向け、だけだったのを、親子でコーディネートできる商品内容になっています。
そのお店のウリ(セールスポイント)が明確になっていますね。
創業融資を成功させるためには、創業計画書やその付属書類をしっかりと作り上げることが必要です。
日本政策金融公庫の審査担当者にご自身の事業を分かりやすく伝える内容が望ましい。
「分かりやすく」とは具体的にということ。
次回、【創業計画書の作り方】では、『創業の手引き』の「販売計画」を考えてみます。
どうしても自分では創業計画書が作れない、という方は、行政書士阿部隆昭が代表を務める合同会社コノチカラの創業融資申請サポートをご利用ください。詳細は下記のリンクから。