コンビニでドリップしたてのコーヒーが簡単に安く飲める。
一昔前だったらそんな光景は考えられませんでしたよね。
美味しいコンビニコーヒーが飲めるお陰で、缶コーヒーを飲む回数が激減しました。
といいますか、今では缶コーヒーはほとんど飲まないですね。
比べてみるとどれも甘ったるいし、どんなに缶コーヒー感を排して「本格」を謳ってみても缶コーヒーは缶コーヒー。
私たち消費者にとって嬉しい限りのコンビニコーヒーですが、コンビニ経営者側にとってもメリットが多いようです。
コンビニ経営にとって100円コーヒーは“うまみ”が多い。コーヒーは原価に対する利益率が高い。店内のほかの商品の粗利は平均約30%だが、コーヒーは50~60%とされる。コーヒーと一緒にパンや菓子などの「ついで買い」をする客も多いので売上げも伸びて収益性が上がる。コーヒーは他の飲料に比べて習慣性の大きい嗜好品で摂取頻度も高いため、新規顧客の獲得と定着にも効果がある。さえ導入すれば特別な技能がなくても同じ味が出せるのでオペレーションも容易だ。
抽出マシンを置くだけでこれだけのメリットがあるのだったらありがたいですよね。
しかも、操作はお客さんに任されていますので、店側としても楽です。
東京駅からちょっと歩いたところにあるコンビニの店内が商品の出来上がりを待っている客で長蛇の列になっている場面に遭遇したことがあります。
昼時だったので、お弁当の「温め待ち」かなと思ったのですが、そうではありませんでした。
そのコンビニでは、レジ前によく置いてある抽出マシンがレジの中に設置されていたのです。
二人の店員がレジと抽出マシンの操作に追われていました。
衛生面の配慮からなのでしょうか?
誰が操作しても同じ味が出せるのに、わざわざ店員だけが操作できるようにする意図がイマイチわかりません。
潤沢な人材を活かしてカフェ感を出すとか?!
でも、レジ待ちの列はどんどん長くなってしまいます。
簡単操作でサクッと飲めるコンビニコーヒーの良さがなくなってしまう感じがしました。