公開日:2025年3月27日 更新:2026年4月|行政書士阿部総合事務所
当事務所が動物病院の補助金申請サポートに取り組み始めた経緯を書いておきます。
「なぜ行政書士が動物病院を?」と思われる方もいると思います。理由があります。
きっかけは一枚のDMでした
ある動物病院の院長先生から連絡がありました。
他の補助金支援会社から「動物病院専門のものづくり補助金サポート」というDMが届いて、説明会にも参加してきた。ただ、「知っている専門家に頼みたい」という気持ちがあって、私のところに来てくれたのです。
その先生とのやりとりを通じて、動物病院が抱えている設備投資の課題と、補助金活用のニーズが重なっていることを改めて認識しました。
ものづくり補助金は、製造業だけの制度ではありません。医療サービスの革新性・生産性向上を目指す設備投資であれば、動物病院も対象になります。CT・デジタルX線・超音波診断装置・PACS——これらは補助対象になりやすい機器です。
動物病院の設備投資に補助金が合う理由
動物病院の設備投資は、ものづくり補助金との親和性が高いと感じています。
理由は2つです。
投資規模が補助金の対象範囲に収まりやすい
CTで1,500〜3,000万円、エコーで300〜600万円——これはものづくり補助金の補助上限(最大2,500万円)の範囲内に収まるケースが多い。補助率1/2〜2/3が適用されれば、自己負担額を大きく抑えられます。
「革新性」が説明しやすい業種
ものづくり補助金の審査では「革新性」の説明が求められます。動物病院の場合、「これまで院内でできなかった診断が、この機器の導入でできるようになる」という文脈は作りやすい。地域で初めての設備であれば、さらに革新性として説明しやすくなります。
正直に書いておきたいこと
一方で、正直に書いておきたいことがあります。
当事務所が動物病院の補助金サポートを始めて間もない頃、サポートした案件が不採択になった経験があります。
その経験から学んだことは、「機器を入れたい」という意欲だけでは計画書にならないということです。「なぜこの病院がこの機器を入れることが革新的なのか」という文脈の組み立てに、時間と対話が必要です。
採択の可能性が低いと判断した案件には、正直にそう伝えるようにしています。着手金をいただいてから不採択では、お互いにとってよくありません。
→ 不採択になった経験と、そこから変えたことを書いた記事はこちら
動物病院の院長先生へ
設備投資を検討しているが、費用が壁になっている。そういう状況であれば、まず補助金が使えるかどうかを確認するところから始めてください。
当事務所では、CT・PACS・デジタルX線・超音波診断装置など、動物病院が導入を検討する主要な機器について、補助金対象となる条件・申請の流れ・注意点を整理した専用ページを用意しています。
まずは診断から。
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