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東京都内のひきこもりの若者は推計25,000人、全体に占める割合は?|行政書士阿部総合事務所

October 18, 2014
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約 5 分

 

そういった支援事業に関わっているとかではない限り、触れることがほとんどのないのがひきこもり問題。

図書館に置いてあった東京都のパンフレットをもらってきました。

 

東京都が行った実態調査によると、都内の若者(15歳から34歳まで)のひきこもりの人数は、25000人と推計される。

東京都には、「ひきこもりサポートネット」という相談窓口が用意されています。

 

具体的には、どうやったらひきこもりから抜け出せるのかとか、どういったサポートが受けられるのかの相談に応じているとのこと。

 

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WEBサイトも手書き文字っぽくて優しい感じがして好感が持てます。

中高生からのアクセスも考えてのことなのでしょう。

 

ひきこもり期間10年の方からの相談事例です。

今までも保健所に行ったり、毎日外に出るように心がけたり、自分でもいろいろと努力してきました。 でもいくら頑張っても何も変われない現実にむなしさを感じています。 最近は気力も落ちてきて、外出しない日も多いです。 10年間もひきこもっている私でも、何か変われますか。

 

もう、こうなってくると、とても自分の力だけでは抜け出すことが出来ないのかもしれません。

 

同じく10年以上の方のお母さんからの相談。

息子は高校中退後、ほとんど家にひきこもっています。 話はしますが、就職など耳の痛い話になると怒って自分の部屋に閉じこもります。 私は長い目で見守ってあげたいのですが、1日も早く立ち直らせたいと思っている夫には、私の態度が甘い、と叱責されます。 親に甘えて自立できないなら、一人暮らしをさせた方が良いですか? 今後どうすれば良いのか、ご助言ください。

 

他にも。

 私は結婚して実家を出ましたが、弟は実家暮らしです。 ここ7年近く働いていません。 最近は毎日部屋でゲームやインターネットをして過ごしています。 両親は諦めてしまい、私が「どこかに相談してみたら」と言っても何もしてくれません。 今はまだ両親が健在ですが、いずれは私がこの弟を養っていくのかと思うと心配です。 このまま自然に弟が立ち直ってくれるとは思えません。 弟が立ち直るのには、どうしたらいいですか?

 

 息子は就職活動もろくにせず大学を卒業し、親元でだらだらと過ごしています。 昼ごろ起きてパソコンに夢中。将来をどう考えているのか、と問い詰めても会話になりません。将来の展望を示してくれさえすれば、親として支援するつもりです。 いったい息子は何を考えているのでしょうか。息子の本心を聞き出すにはどうすれば良いでしょうか。また、就職のアドバイスをしてくれる場所はありますか。

 

一浪して希望の大学に入ったのに、休学してしまいました。 苦手な友人と顔を合わせるのが嫌で授業に出られなくなったからです。 人と話すことが苦手なのでバイトの応募もできません。 このままじっと家にいることしかできないのかな・・ 何をやっても上手くいく気がしないのですが、何か良い方法はありますか?

 

会社に馴染めず退職してからずっと家にいます。 どうしたらひきこもりから抜け出せますか? 今は生きているのが辛いです。 人を信じることができません。

 

 

「ひきこもり」といった社会との関係を本人が選択したには、それなりの理由というかキッカケというかトリガーがあるということは間違いないですよね。

ひきこもりの若者が都内で25000人超として、同じ年齢層の若者は1,465,539人(住民基本台帳による東京都の世帯と人口 平成26年1月 第6表)。

都内の若者の1.7%にあたる人が引きこもっている計算。

 

どうしたらいいんだろう。

このままの状態でいいわけないのだけは確か。

 

不登校や職場不適応など要因は様々で一人ひとり対応は異なったものが必要とされるとのこと。

だからこそ、行政が立ち上がって就労支援や精神保健などの窓口を用意してサポートにあたっている。

そのために、電話相談の他に、PCメール相談、携帯メール相談といった方法がある。

 

といっても、自分だっらどうだろう。

相談するかなあ、しないかも。

相談先の選択肢として精神保健といった文字が見えてしまうと、余計にアクション取りづらいかな。

 

事例がもっと詳しくて、その人にはどういったサポートがあって、結果その人はどうなった。

というが詳しすぎるぐらいに書いてあれば、自分の状態と似た方を見つけて、「自分と似ている状況で引きこもりになって、今は普通に社会参加している」というのが分かれば、相談しやすいかもしれない。

行くまでの道筋ととりあえずのゴールが見えたほうが、一歩を踏み出せると思った。

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。