公開日:2026年4月18日|行政書士阿部総合事務所
「うちはスタッフが私一人なんですが、補助金って使えますか?」
この質問を何度か受けています。答えは「使えます。しかも有利な条件で」です。

小規模事業者は補助率が上がる
ものづくり補助金には「小規模事業者」という区分があります。
サービス業(動物病院は基本的にここに該当)の場合、従業員5名以下が小規模事業者の定義です。
小規模事業者に該当すると、補助率が通常の1/2から2/3に引き上げられます。
例えば600万円のエコーを導入する場合を比較すると、通常の事業者では自己負担が300万円ですが、小規模事業者では自己負担が200万円になります。同じ機器を100万円少ない負担で入れられます。
1人院長・スタッフ1〜2名という体制は、補助金において不利どころか、むしろ有利な条件です。
1人院長特有の注意点
有利な条件がある一方で、1人院長ならではの注意点もあります。
書類準備の時間が取りにくい
補助金申請には事業計画書の作成・各種書類の準備・電子申請が必要です。診療をしながらこれを全部こなすのは現実的に難しい。申請支援を専門家に頼む場合も、ヒアリングの時間は必ず必要になります。余裕を持ったスケジュールを組む必要があります。
賃上げ要件の確認
ものづくり補助金では賃上げ目標の誓約が必要です。従業員がいない場合は「給与支給総額」の基準が変わります。1人院長の場合、この要件の適用がどうなるかを事前に確認する必要があります。
採択後の実績報告も自分でやる必要がある
採択後も交付申請・遂行状況報告・実績報告と手続きが続きます。これを一人でこなすのは負担が大きい。申請だけでなく採択後まで対応できる専門家に依頼することをおすすめします。
1人院長がまず確認すること
① 従業員数の定義を確認する
「従業員」の定義は、常時使用する従業員です。パートタイムや家族従業員の扱いは状況によって変わります。自分が小規模事業者に該当するかを確認してください。
② GビズIDを持っているか
電子申請にはGビズIDプライムが必要です。取得に2〜3週間かかります。今すぐ確認してください。
③ 導入したい機器が決まっているか
「何かいい補助金はないか」という段階ではなく、「この機器を入れたい」という具体的な計画があることが申請の前提です。
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